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怪しい中年だったテニスクラブ

いつも半分酔っ払っていながらテニスをするという不健康なテニスクラブの活動日誌

結婚しようよ

2008-02-22 22:50:20 | 映画
全編これ「拓郎」サウンド。岡林、五つの赤い風船、拓郎、泉谷などを青春のバックサウンドとして聞いて過ごした私としては、映画の筋関係なしに満足してしまいます。
最初「落陽」で始まって「やさしい悪魔」「春だったね」「イメージの詩」「人間なんて」等など何曲かかったか。最後のクレジットでずらずら出てくるのですが、知らない曲はほとんどありません。メジャーになる前の曲もでてきて、おう!あの頃のと思わず口ずさんでしまいます。
しかし映画の筋としては、ちょっとちょっとかな。娘二人いて何より家族での夕飯が大事な主人公なのに、たまたま駅前広場で落陽を歌っている時隣り合わせた青年をいきなり自分ちの夕飯に招くでしょうか。それからすぐその青年と上の娘が恋仲になるとはあまりにも安易といえば安易。
それに主人公の三宅裕司は、若かりし頃フォーク喫茶で歌いつつプロを目指しており、一緒に働いていた真野響子と恋仲になって式も挙げずに一緒になっているという設定です。そんな親父がいきなり家庭第一で家族は夕飯を一緒に食べないといけないというのを憲法としている(私自身は信条としては激しく同意なのですが自分が飲み会の時には、みんな勝手に食べなさいの方針だし、子供たちが塾に行きだしてからはばらばらの食事も止むなしというという情況です。残業なしでいつも夕飯に帰れる職場がそうそうあるとも思えません。)のはありえな~い。
バンドをやっている下の娘に対する態度も元ミュージシャンとして腑に落ちない。でも中の森バンドが演奏して「やさしい悪魔」(これが岡本おさみ作詞の拓郎作曲と知っている人はどれだけいるのでしょうか)はよかったですね。
三宅の仲介で田舎で引っ越す松方弘樹夫婦も人がよすぎるし、田舎暮らしの本当の厳しさがわかっていないし、実際に暮らす苦労が全然出ていない。そこに肩入れしている三宅もちょっと現実離れしているのです。
それでも臭い話しでもそこそこ泣けてきますし、バックに全編拓郎サウンドが流れている暗い映画館で一人映画に浸っていると「良かった、良かった」となるのです。
最後はまたまた「落陽」で、嬬恋のこうせつとのコンサート(これは日曜の夜BSで見たのですが、興奮冷めやらず続けて放送していた松竹新喜劇の「船場の子守唄」まで見てしまい月曜が眠かったこと。藤山寛美は天才です。でも「船場の子守唄について言うとこのときの放送では大旦那役をやっていましたが、下宿の大家さんをやっていたときのほうを放送して欲しかったものです。)の様子で終わります。
拓郎はこの映画の完成の挨拶にも顔を見せず重病説が出ていましたが、胸膜炎だったそうで、もうよくなったみたいです。今度オールナイト日本に出るそうで、まだまだ老け込むには早いのだ。家に帰って早速昔の拓郎の曲を(引き出しの奥にあるカセットテープを久し振りに取り出して、これも暫く使ってないラジカセを引っ張り出さなくてはいけないのですが)掛けてみましょう。
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