怪しい中年だったテニスクラブ

いつも半分酔っ払っていながらテニスをするという不健康なテニスクラブの活動日誌

「yesterday」

2019-10-31 08:06:46 | 映画
久しぶりの映画館での映画を見てきました。
今井澈さんのブログで紹介されていたのですが、昔のビートルズファンとしてはぜひ見たいと思った次第。

あらすじは、今井さんのコピペですが、
主人公は売れないシンガーソングライターで、或る夜帰宅中に世界規模でのナゾの大停電。事故を起こしてしまい気が付くと病院のベッドの中。前歯を2本失っただけで済んだ。(ポール・マッカトニーのバイク事故で同じ目にあったのに由来。)
 退院して友人たちに囲まれ、主人公ジャックは思いつくままに「イエスタディ」を歌う。皆がいつもと違って神妙に聞き、終わると「素晴らしい」と絶賛する。要するに停電の間、この世界はビートルズが存在しなかったパラレルワールドに転移していた!
 これに気付いたジャックは、思い出せる限りのビートルズの曲を書き出す。
 ちなみにこのパラレルワールドは「コーラ」「タバコ」それに「ハリー・ポッター」までない世界。最後にジャックは大観衆の前で、これらの曲はジョン・レノン、ポール・マッカトニーなどの「ビートルズ」が作ったもの、と告白、フリーで曲をダウンロードできるようにする。そして幼馴染の女性とハッピーエンデイング。
全編ビートルズの曲が次から次に。
あまり評判になってもいないせいかギリギリに行っても席はどこでもどうぞ状態。悩みつつ前から4番目の真ん中あたりに。

もちろん隣は両サイド空いていたし、前もだれもいない。
お陰で曲を聞きながら心ゆくまで足でリズムを刻むことができました。
この映画ビートルズに対するリスペクトと愛が溢れていて学生時代ビートルズを聞きまくっていた身としては涙もの。
私は実家の建て替えの際にも邪魔だから捨てろという非難囂々の中レコードを守り、おかげでビートルズのアルバムもほとんどもっています。痛恨の極みですがホワイトアルバムは無いんですよね。
当然ながら出てきた曲は全部知っていて、逆に終わってからなぜあの曲が出てこなかったんだとフラストレーションを感じてしまいました。
やっぱり私の世代としてはクイーンよりはビートルズ。
もしビートルズがいなかったとしたらあの素晴らしい曲が世に出ることがないということ。だけどそれ以上にビートルズが音楽(文化と言った方がいいかも)の新しい世界を切り開いた面があって、多分その後のミュージックシーンは大きく変わっていたのでは。
ところで主人公のジャックを売り出すにあたってマーケティング会議を行っているのですが、アルバム名では「サージャント ペッパーズ ロンリーハーツ クラブバンド」は名詞ばかりで意味不明、「ホワイトアルバム」は白いだけで何が言いたいか分からない、「アビーロード」は単なる道を車が走っているだけ、と言うことでことごとく却下。う~ん。
挙句の果ては「ヘイ、ジュード」のジュードは誰?となって「デユード(相棒)」に替えられてしまう。
今のマーケティングでは心から溢れてくる作りたいものではなくて売れるものこそ大切、そういうことなんでしょう。
それにしても息子の才能などは全く信じていなくて音楽にも関心のない父親には妙にリアリティを感じて笑ってしまいます。
いや~、久しぶりに楽しめました。この気持ちは65歳以上限定かも。
実家に行ってアルバムをかけまくりますか。

コメント    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« 10月27日鶴舞公園テニス... | トップ | 10月31日AITカレッジ講座... »
最新の画像もっと見る

コメントを投稿

映画」カテゴリの最新記事