怪しい中年だったテニスクラブ

いつも半分酔っ払っていながらテニスをするという不健康なテニスクラブの活動日誌

「味なメニュー」平松洋子

2016-08-04 22:08:26 | 
食べ物に関するエッセイではそれこそありとあらゆる本が出ていますが、新刊が出ているとどうしても手が出てしまうのは東海林さだおの「まるかじり」シリーズ。もう30巻を超えているのですが、どこまで読んだかを忘れてしまって図書館で再び借りてしまい、でも面白くて二度目もしっかり読んでしまいます。
東海林さだおの様には新刊が出ていませんが、平松洋子の食に関するエッセイ本も新しい本があると速攻で手に取っています。
2015年11月発行のこの本も先日図書館で見つけて躊躇なく借りました。

メニューに込められた思いと歴史。そこから描き出されるこだわりのお店と料理の姿。どこも行ってみて料理を頼んでみたい。
でもここに出ているお店はほとんどが東京。巻末のお店一覧を見ても首都圏以外は大阪の「たこ梅(なぜかこの店ははるか昔に大学のゼミ仲間に連れられていったことがあります)」と「551蓬莱」くらい。お店は高級なお店などは一つもなくて、いたって大衆的なお店ばかり。サラリーマンの聖地の新橋の居酒屋とかワンコインで食べることができる立ち食いソバ、朝の1杯で元気をつけるジューススタンドなどなど。それぞれの看板メニューのなんて魅力的なことか。確か甲斐バンドの歌だったと記憶していますが「東京の一夜はこの街の一年のよう」というか、この本に出てくるお店をほとんど全部体験できる東京…

近い将来、暇と金ができればこの本片手に全部制覇するのをミッションにしましょう。まあ25店なのでそんなに力むほどのこともないか。高いもので「銀の塔」のビーフシチューとグラタンのミニセットで3800円、「川栄」のしのび(ご飯の中にもウナギが入っているうな丼)の最特で6300円、「万世」のステーキとジャンボロブスター5980円。これぐらいなら週に1回ぐらいは行けそうです。それにカツサンドとか豚まんはお土産でもいいのだし。
名古屋のお店を紹介するこういう作家はいませんかね。

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