怪しい中年だったテニスクラブ

いつも半分酔っ払っていながらテニスをするという不健康なテニスクラブの活動日誌

宇宙は何で出来ているのか

2012-09-29 12:59:04 | 
いまさらこんなことを言うと恥ずかしいのですが、私は高校の時「理系」志望でした。当時の高校は3年生になると「理系」と「文系」とに別れ、授業内容も若干違いました。男女比率も当然ながら違い、断然「文系」に女子が多く、「理系」は6クラスのうち4クラスは男だけ。でも硬派の私は断固「理系」志望でした。
ところがいざ理系の授業では、肝心の物理がさっぱり分からない。化学も有機化学になると亀の甲羅のようなものに眼が回って挫折。結局経済学部を受験するという転び理系となりました。
最近話題の「宇宙は何でできているのか」は、最新の宇宙物理学を分かりやすく書いているというので、ひそかに物理に劣等感と怨嗟の感を抱いている私としてはチャレンジしてみなくては。
まず、文体は講義形式で非常に読みやすい。では内容はというと、分かったとは言いがたいし、興味を持ったので理解を深めるためにさらに勉強しようという気にはとてもなりませんが、宇宙の謎の現在がわかったような感じはあります。
ノーベル賞を受賞した研究がどこを解明して、あるいは実証して受賞になったのか、湯川博士から小柴、益川、小林博士まで(もちろん日本だけでなく諸外国の受賞者についても書いてありますが、名前をよく知りません)これは分かりやすく解説してあります。それでも謎が謎を呼ぶで「何でもあり」のあらゆる仮設が出ているのが現状です。
ビックバンとか宇宙は膨張しているとかは知っていましたが、宇宙の中で私たちの理解できた「原子」は4.4%。宇宙のエネルギーの23%を占めるのは暗黒物質。さらに宇宙のエネルギーの73%はもっと得体の知れない暗黒エネルギー。ここらになるとほとんどスタートッレクとかの世界になりますが、この暗黒エネルギーが宇宙の膨張を後押しして膨張をどんどん加速している。
う~ん、分かったような分からないような・・・ 
さらに「反物質」これはダン・ブラウンの「天使と悪魔」でも出てきましたな~。小説の中の話だけではなくて巨大な加速器とかスーパーカミオカンデの果たしてきた役割とかも丁寧に記述してあります。
そういえばこの本を出すときにはまだ実証されていなかった「ヒッグス粒子」が世紀の発見として話題になっていましたが、ちゃんとどういうものか書いてあり、どうやって捕えるか科学者が必死に競争していたということが分かります。
物理が原因で理系を挫折した私としては、これはわくわくするような境地には至りませんでしたが、読まなくてはいけなかった本のような気がします。それでどうしたといわれると困るのですけどね。
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