この本は凡百のビジネス本、経営指南書よりよっぽど有益です。改めて「島田紳助」という人の才能に感心します。
本人はこの本で豪語していますがいろいろな事業を手がけているのですが一度も失敗したことがないとか。何故それが可能かといったらあくまでサイドビジネスだから。本業はあくまでタレントであり芸人なのだ。その上で遊びとして、人生を豊かにする為のビジネスということ。それでもいかにサイドビジネスといっても金銭的にきっちと成立させている。それでなければ面白くないし、そこに働く人も幸せにならない。本当に今時の経営者に聞かせたい言葉だ。
ところで最近の島田紳助のテレビでの活躍を見ていると自分の頭で考えてしゃべれる奴は強いと思います。この本でもたけし、島田洋七そして松本人志と名前が出てきますが、やすきよを頂点とするお笑い守旧派を蹴散らしていった才能を感じます。なぜかさんまの名前が出てこないのですが、あえて出てこないのは真のライバル(紳助がピンで活躍しだした頃から40代ぐらいまではさんまのほうが上だったと思いますが、今は紳助のほうが勢いもあって上ではないでしょうか)思っているからでしょうか。ちなみに私は紳助もさんまもほぼ同世代ということもありシンパィーを感じていて好きなタレントです。松本人志について言うと彼の本を読むと紳助の才能を認めていて、紳助も松本の天才を認めていることがよく分ります。
この本では紳助が今まで手がけたビジネスの成功した理由を詳しく分析していますが、タレントの眼でなく本当に冷厳な経営者の視点です。100軒店があれば本当に儲かっているのは1軒だけ、だからこそ常識やぶりのことをしなければいけない、常識にとらわれていれば儲かっていない残りの店と同じことしかできないのです。う~ん、世の経営者よ、よく聞いておけ!
今考え中のアイデアも公開しているが、アイデアの基本は、客としての素直な眼。それをしっかりとした情報でものにしていくことが成功の秘訣。そしてそこで働く人たちを幸せにしていくことが大切。もう一度言おう。世の経営者よ、よく聞いておけ!
ここで重要なのはよきパートナーを見つけること。紳助自身は忙しいこともあり、アイデアを出し出資するが、直接の経営は信頼できる友人に頼んでいる。紳助が考えたビジネスをちゃんと成功させていく友人が次々と出てくることも、その人の才能だろう。サイドビジネスの所以である。
この本の題名の「ご飯を大盛りにするオバチャンの店は必ず繁盛する」の意味は、お腹をすかせた学生の顔を見て、ご飯を大盛りにするオバちゃんの店は必ず繁盛する。なぜならみんなオバちゃんの気持ちが嬉しいから。客は料理だけを食べているわけでない。店の人の気持ちも一緒に食べているのだ。何ともうまいネーミングである。若干自慢話めき、人生訓的なことまで言われると鼻じらむが、一度何か起業でもしたいという人は読むべし。起業する積もりなくてもビジネスに興味のある人も読むべしでしょう。
本人はこの本で豪語していますがいろいろな事業を手がけているのですが一度も失敗したことがないとか。何故それが可能かといったらあくまでサイドビジネスだから。本業はあくまでタレントであり芸人なのだ。その上で遊びとして、人生を豊かにする為のビジネスということ。それでもいかにサイドビジネスといっても金銭的にきっちと成立させている。それでなければ面白くないし、そこに働く人も幸せにならない。本当に今時の経営者に聞かせたい言葉だ。
ところで最近の島田紳助のテレビでの活躍を見ていると自分の頭で考えてしゃべれる奴は強いと思います。この本でもたけし、島田洋七そして松本人志と名前が出てきますが、やすきよを頂点とするお笑い守旧派を蹴散らしていった才能を感じます。なぜかさんまの名前が出てこないのですが、あえて出てこないのは真のライバル(紳助がピンで活躍しだした頃から40代ぐらいまではさんまのほうが上だったと思いますが、今は紳助のほうが勢いもあって上ではないでしょうか)思っているからでしょうか。ちなみに私は紳助もさんまもほぼ同世代ということもありシンパィーを感じていて好きなタレントです。松本人志について言うと彼の本を読むと紳助の才能を認めていて、紳助も松本の天才を認めていることがよく分ります。
この本では紳助が今まで手がけたビジネスの成功した理由を詳しく分析していますが、タレントの眼でなく本当に冷厳な経営者の視点です。100軒店があれば本当に儲かっているのは1軒だけ、だからこそ常識やぶりのことをしなければいけない、常識にとらわれていれば儲かっていない残りの店と同じことしかできないのです。う~ん、世の経営者よ、よく聞いておけ!
今考え中のアイデアも公開しているが、アイデアの基本は、客としての素直な眼。それをしっかりとした情報でものにしていくことが成功の秘訣。そしてそこで働く人たちを幸せにしていくことが大切。もう一度言おう。世の経営者よ、よく聞いておけ!
ここで重要なのはよきパートナーを見つけること。紳助自身は忙しいこともあり、アイデアを出し出資するが、直接の経営は信頼できる友人に頼んでいる。紳助が考えたビジネスをちゃんと成功させていく友人が次々と出てくることも、その人の才能だろう。サイドビジネスの所以である。
この本の題名の「ご飯を大盛りにするオバチャンの店は必ず繁盛する」の意味は、お腹をすかせた学生の顔を見て、ご飯を大盛りにするオバちゃんの店は必ず繁盛する。なぜならみんなオバちゃんの気持ちが嬉しいから。客は料理だけを食べているわけでない。店の人の気持ちも一緒に食べているのだ。何ともうまいネーミングである。若干自慢話めき、人生訓的なことまで言われると鼻じらむが、一度何か起業でもしたいという人は読むべし。起業する積もりなくてもビジネスに興味のある人も読むべしでしょう。