カトリック社会学者のぼやき

カトリシズムと社会学という二つの思想背景から時の流れにそって愚痴をつぶやいていく

弁護者とは誰か ー 第6主日ミサ

2020-05-17 14:10:16 | 教会

復活節第6主日(A年)のミサは関口教会のミサにあずかった。第1朗読は使徒言行録8:5-8(フィリポのサマリア宣教),14-17,第二朗読は第一ペテロ3:15-18(義のために苦しむ),福音朗読はヨハネ14:15-21(聖霊を与える約束)である。

 

 

 とくに、ヨハネ14:16には、「父は別の弁護者を遣わして、永遠にあなた方と一緒にいるようにしてくださる」(新共同訳、フランシスコ会訳だと「そうすれば、別の弁護者を遣わして、いつまでもあなた方と、ともにいるようにしてくださる」)とある。「弁護者」とは誰のことなのだろう。

 原語はパラクレートス(ギリシャ語)。ドイツ語で der Antwalt, Beistand とかいうようだ(Roesch版)。英語では Helper,the lawyer と訳すこともあるらしい。another to befriend you という説明調の訳もある(Knox)。弁護者という日本語訳はピンと来ないが、フランシスコ会訳聖書の解説によると、「助け主、忠告者、保護者の意味もある・・・ここでは聖霊を指している」という。『聖書辞典』によるとヨハネ文書に特有の言葉だという。日本語としてはまだなじまない気がするが、どうなのだろうか。バルバロ訳だと「ほかの守護するもの」となっているが、こちらの方がわかりやすい気がする。

 9時からのイグナチオ教会でのミサにもでてみたが、音声が二重に割れていて映像と音声が一致せずどうもついていけなかった。ネット中継のカメラやPCの台数は増えたようだがなにか残念だった。私だけの現象だったのかもしれない。

 今日の主日は「世界広報の日」に定められているので、菊池大司教のお説教も熱が入っていた。特に、SNSの活用を奨励しておられた。ご自身もよく使われているようで、お話しに説得力があった。コロナで教会に来れなくとも外に出て福音を宣教しなさいというお話しだった。

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