孫二人が通っているダンス教室の発表会があり、久しぶりに観てきた。ヒップホップなのだが踊り手は幼稚園生から70歳代までいたようだ。
オリンピック種目にもなったブレイキン(ブレイクダンス)とヒップホップがどう違うのか、見た目ではわからなかった。どうもダンスとしてはモダンダンスとは区別されるコンテンポラリーダンスの一つらしいが、スポーツでもないし舞踏でもなくて「文化」なのだという。よくわからない世界だが孫たちは力一杯踊って楽しそうだった。
いつ頃生まれた踊りなのかわからないが(1)、我々が生まれ育った時代にはなかったものだ。大音響なので年寄りにはつらいが、お孫さん応援に来ている高齢者も結構おられた。2時間半の演技は長かったが、いろいろな世界大会もあるようで、ダンス教室はビジネスとしても拡大中らしい。
ヒップホップは文化だというが、もともとはストリートダンスらしく、そういう意味では黒人文化なのだろう。ゴスペルとブルースの混合(聖と俗の混合)した文化だというが、日本のヒップホップに宗教性は一切ない(2)。ヒップホップがキリスト教を背景にしていることは日本では関係ないようだ。ただ、「型にとらわれず」に、踊りと音楽と映像を楽しむものらしい。特にバトンを使ったダンスは興味深かった。バトンがヒップホップとどういう関係があるのかは知らないが、別のジャンルのダンスなのかもしれない。
大音響に疲れたが、孫たちが、現代の子供たちが、住む世界の一部を垣間見れて楽しい時間だった。
【ヒップホップ】
注
1 wikipedia の説明では1970年代とか1980年代とか書いてあるが、時代よりは生まれた場所がアメリカだという事に興味を引かれる。
2 小学生・中学生の孫娘はカトリックの洗礼を受けてはいるが、ヒップホップがキリスト教を背景にしているとは思ってもみたことがないだろう。