なんとも不可解な殺人事件がおきたものだ。大阪一斗缶切断遺体事件と呼ぶことにするが、遺体は少なくとも2人だそうで、男女のようだという。女性の方は中年だとか。
切断事件は少なくない。それは証拠隠滅のためであることが多い。(以外にも、書くことも悍ましいための例もあるが)缶に入れて捨てるには四肢は扱いやすいだろう。内臓はどうしたのだろうか?ミンチにして流した?!・・・・・・
事件は背景は、動機は、殺害方法は、その遺棄方法の特異性は?とわからないことばかりである。
事件に巻き込まれた方の死を悼むが、事件の異常性がその思いをまずは凌駕してしまう。
追記:缶を捨てた男が逮捕された。遺体は妻子だという。消臭剤が入っていたという報道に違和感があったが家族ならある意味理解できるか。
当然この後は、亡くなった原因と遺棄の理由。
殺害、病死、母子の心中、家族心中で夫だけ生き残った????
藤森は2006年に二人の失踪届を出していたとか。 8月24日追記
追報
一斗缶事件、57歳男を逮捕=遺体は妻子、容疑否認―大阪府警
時事通信 8月24日(水)0時8分配信
捜査本部によると、遺体は藤森容疑者の妻で2006年に失踪したとされる元派遣社員の充代さん(52)と、長男で大学3年だった庸了さん(26)。同容疑者は「一斗缶を捨てた覚えはない。妻も出て行ったきりで、どうしているか知らない」と容疑を否認しているという。
捜査本部は、2人が死亡した経緯などについても藤森容疑者が事情を知っているとみて調べる。
逮捕容疑は、充代さんの遺体を同公園などに遺棄した疑い。
藤森容疑者の自宅は、同公園から西に約90メートルの場所にあるマンション。同容疑者は06年5月、同署に2人の失踪を届けていた。
大阪“一斗缶バラバラ殺人”捜査線上に浮上した作業服の男 zakzak
大阪・天王寺の東高津公園で14日朝、一斗缶の中から切断された遺体の頭部や大きさの違う2つの足首が見つかった事件は異様な展開を見せている。同日午後、公園の西約100メートルの路上でも、左右の手や骨片が入った別の一斗缶が見つかったが、駐車場には約2週間前から2個の一斗缶が放置されていたとの証言が出てきた。そのうち1個が公園で見つかった一斗缶と同一のものかは不明だが、何者かが一斗缶を移動させた可能性もあり、周辺では不審人物の目撃情報も浮上している。
背骨や大腿骨は肉を取り除かれた骨の状態で、手首足首や頭はそのまま-。執念深い手口の遺体損壊・遺棄に、現場周辺の住民は震え上がっている。
府警捜査一課によると、一斗缶はいずれもさび付き、遺体の一部は腐敗が進行。公園の缶から見つかった足首には刃物で切断された痕があり、大きさの違いから成人の男女とみられる。足首と頭部は、消臭剤とともに黒いポリ袋に詰められ、缶のふたは粘着テープで固定されていた。
公園は、JR大阪環状線鶴橋駅から北西に600メートルほどの距離で、雑多な雰囲気の天王寺地区の中でも比較的閑静なエリア。愛犬の散歩に訪れる市民も多く、異臭を放つ缶の臭いに激しく反応する飼い犬もいたという。
駐車場にあった缶にもほぼ同じ大きさの両手、肩胛骨や骨盤、大腿骨など胴体を中心とする多数の骨片と消臭剤が入っており、大腿骨には切断痕も。近くに住む女性は、「2週間前から、さびた銀色の缶が置いてあった。テープでふさがれていた」と証言。一斗缶の発見者は府警に対し「最初は2個あった。小太りでグレーの作業服の男が缶の位置を気にしながら、(現場周辺を)うろうろしていた」との情報を寄せているという。
警察は死体遺棄・損壊事件として遺体の身元の特定を急ぐ方針だが、ここ数年、バラバラ殺人事件は迷宮入りするケースが多い。1994年4月、東京都三鷹市でポリ袋に入った足首が捨てられた「井の頭公園バラバラ殺人事件」や、2010年3月、博多湾の能古島に独身OLの切り刻まれた遺棄が漂着した「福岡女性バラバラ殺人事件」、一昨年11月の「島根女子大生死体遺棄事件」など、いずれも未解決だ。
大阪切断遺体:新たな一斗缶に薬品名のラベル
大阪市天王寺区で切断された遺体が入った一斗缶(18リットル缶)が見つかった事件で、15日に新たに発見された左足首入りの一斗缶は、医薬品用のものだったことが捜査関係者などへの取材で分かった。製造元とみられる製薬会社や医療用の薬品名が書かれたラベルが貼ってあった。大阪府警は、事件に関与した人物につながる重要な手がかりとみて、詳しく調べている。
毎日新聞 2011年8月16日 2時36分
大阪切断遺体:頭部は中年女性か…公園で発見
大阪市天王寺区の公園と路上で、少なくとも2人分の切断された遺体が入った2個の一斗缶(18リットル缶)が見つかった事件で、新たに左足首一つが入った別の一斗缶が現場近くに置かれていたことが15日、大阪府警への取材で分かった。遺体が入った一斗缶は計3個になった。また、捜査関係者によると、公園で発見された頭部は、特徴などから中年の女性の可能性が高いことが判明した。府警は司法解剖やDNA型の鑑定で身元の特定を急ぐ方針。
◇三つ目の一斗缶発見、中に左足首
捜査1課によると、3個目の缶は、2個目が見つかった路上の電柱脇から、道を挟んで数メートル離れたマンションのごみ置き場に置かれていた。住民の不法投棄の通報を受けて、大阪市が今月5日に回収、ふたを開けずに保管していた。事件を知った市側が15日、府警に通報し、提出した。
少しさびており、中にはのこぎりで切ったような切断面がある左足首一つのほか、数種類のビニール製緩衝材などが入っていた。先に見つかった2個と同様、緑のテープを巻いてふたを固定していた。左足首は、公園の缶にあった二つの右足首のうち小さい方と同じサイズで、同一人物の可能性があるという。
保管していた大阪市環境局中部環境事業センター(東住吉区)によると、センターは油などの不法投棄と判断し、専門業者に引き渡す方針を決めて保管していた。
一方、捜査関係者によると、公園の缶にあった頭部は、骨、皮膚、髪の形状などが女性の特徴に類似しており、年齢は中年ぐらいとみられるという。
また、3個の缶の遺体は、いずれも新聞紙で包まれていた。一部は06年に発行された一般紙とみられる。すべての缶に脱臭剤が入っており、府警は発覚を遅らせるために使った可能性もあるとみている。
毎日新聞 2011年8月16日 2時35分