芸能人の一部が人気を背景に偉そうにふるまうのはかつての「シマダ」で明白になったが、同じ「種族」のなかでの人気序列を、他の一般人に適用するという振る舞いは下衆の言動にしか見えない。
何の話か言うとフジテレビが小保方さん会見をギャクにして放送しようとして中止になったことに関する芸ノー人の反応だ。
ナインティナインの二人の釈明はまったくに噴飯ものだ。視たらわかってもらえるという態度こそ傲慢である。バカにするつもりはなかったというのも、ようは「莫迦」にしているということだ。
小保方さんの件は今まさに係争状態になっていることである。そのことがフジテレビもわかったうえでの確信的行為である。フジの凋落はとめようがない状態に陥ったな。
ナイナイとかロンハ―とか言動・「芸」を面白と思っている日本人ばかりではないのだ!
なお、小保方氏は裁判をするようだが、研究先をアメリカにしたらよいのではないか?
裁判で時間を浪費する余裕はないのではないか?STAP細胞ができれば科学的には丸く収ことだ。
小保方さんパロディーで浮き彫り テレビ界の“センス枯渇”
日刊ゲンダイ 5月9日(金)15時5分配信
再調査の必要なし──。
「STAP細胞」論文不正問題の再調査をしないことが決まり、窮地に追い込まれた小保方晴子ユニットリーダー(30)。リケジョの星が一転、まっ逆さまだが、そんな彼女をイジって猛批判を受けているのが「めちゃ×2イケてるッ!」(フジテレビ系)と「ロンドンハーツ」(テレビ朝日系)だ。
「阿呆方(アホカタ)さんが涙目で緊急会見」という予告文と小保方氏に扮した重盛さと美(25)がスリッパで叩かれるコントの予告CMを流した「めちゃイケ」は、小保方氏の代理人弁護士から「人権侵害」との抗議文を受けて3日の放送を見送り。一方、6日放送の「ロンハー」は“小保方スタイル”で登場した大久保佳代子(42)が「今話題のリケ女で」「STAP細胞は、ありません」と話した場面をそのまま使用した。
■フジは“王シュレット”の前科アリ
この騒動に関しては、田村淳(40)がツイッターで「流石ロンハースタッフ!」と喜び、脳科学者の茂木健一郎(51)が「不謹慎と秀逸な笑いは、常に紙一重です」とつぶやくなど反応が分かれているが、「パロディーの是非よりも、作り手側の無能さが問題」と憤慨するのは落語の立川流顧問で作家の吉川潮氏だ。
「才能のない放送作家やディレクターが作っているから、格好や発言をただ真似しただけの、何のひねりもないものになる。昔からコントでは事件や騒動をネタにしていましたが、風刺や批判を織り交ぜ、それなりの主張があった。ちゃかす対象も政治家や権力者といった強い者。小保方さんの場合、権力者どころか素人の学者です。『STAP細胞』騒動が社会問題になり、会見をした時点で注目されるのは仕方ないが、芸能人と同じようにイジるべきではない。今のテレビ局の人間は、何が面白いかを見極める能力すらないのです。大事なのは本人が見ても不快に思わないこと。相手が<訴えてやる!>と言ってきた時点で、パロディーとしては失敗なんです。例えば『SMAP×SMAP』の市川海老蔵のパロディー“市川カニ蔵”は本人と共演している。やるならあれくらいやらないとダメ」
フジには有名人パロディーで“前科”がある。03年に放送されていた「ワンナイR&R」のコント「ジャパネットはかた」のコーナー内で、当時ダイエーの監督だった王貞治氏の顔の模型を便器に仕掛けた“王シュレット”を売り込むというコントを放送。球団から抗議を受け、日本シリーズ中継をフジ系列で放送しないとペナルティーを食らった。のちに王氏はこう言った。
「野球界と芸能界を一緒にするからこういうことになるんだ」
テレビ界の才能枯渇が浮き彫りとなる結果になった。
めちゃイケ問題、ナイナイ「バカにするつもりなかった」釈明に…小保方氏側「阿呆方さんは?」
デイリースポーツ 5月9日(金)11時25分配信
番組予告に対し小保方氏側が放送前にフジテレビに抗議文書を送り、当該企画の放送が見送られた問題。
ナイナイは8日深夜のニッポン放送「ナインティナインのオールナイトニッポン」で、岡村隆史が「小保方さんを小バカにするようなネタでは全くなかった」と釈明。予告では小保方さんをマネたとみられる重盛さと美がスリッパで頭をはたかれるシーンがあったが、コントではなく重盛に一般教養を問う「ただのクイズコーナーだった」と説明した。
岡村は「オンエアされてない状況で議論になってるのは、しょうがないとは思う」としたうえで「おそらく小保方さん、このコーナー見たら笑ったと思う」「(入院中の)小保方さんの病院に持っていってあげたら、ちょっと笑顔戻るかも分からへんなというぐらいのコーナーだった」と説明した。
相方の矢部浩之も「見てもらったら、なんや、となる感じやと思いますよ」と語った。
これに対し、9日午前に取材対応した三木弁護士は、このナイナイの釈明を伝え聞くと「そうですか。(放送されなかったので企画を)見てないのでね」と苦笑い。放送前にフジテレビに抗議した際にも「制作からも彼女をバカにするつもりはなかったとの説明は受けた。それは評価した」と説明した。
ただし改めて「放送にお墨付きを与えることは絶対にできなかったが、やめろとは一切言ってません。自主的に(放送見送りを)ご判断されたと理解している」と話した。
そのうえでナイナイの釈明内容については「(企画を)見てないのでなんとも。『阿呆方さん』はひどいし、それがネットに残ってるのをどうしたらいいのかという問題はあります」とした。
一方で、ナイナイはラジオ番組内で、企画に張り切っていた重盛が騒動後に落ち込んでいたことを紹介。6日放送のテレビ朝日「ロンドンハーツSP」で大久保佳代子が小保方氏の“モノマネ”をして「STAP細胞は…ありません」とネタにしたことに抗議がなかったことを念頭に、岡村が「『STAP細胞はありません』って笑いとりにいくぶんにはいいけど、『あります』と言ってクイズのコーナーになるのはアカンねんな」とも語った。