朝日新聞のいわゆる「従軍慰安婦」報道検証記事が、30年以上も真実を隠したうえでの反日確信行為であったことは、通常の感覚をもっていれば理解できる。この間の韓国の反日行動に金科玉条を与えたのは朝日新聞であることは自明である。
朝日はこの間の反日行動が嘘から出た真になったことを確認したかのように検証記事を出した。「嘘」が「真」になってしまった後である。ここに朝日の浅ましい底意があるのではないか。
ここで記事を出しても「世界」の反日はそのまま暴走し、日本を糾弾し続けるであろうことを確信しての行為であろう。
さて、この検証記事に対して「週刊現代」の今週号がいわゆる識者30人に以下のアンケート3点をとった。回答は「はい」「いいえ」「どちらでもない」である。
Q1:検証記事(8月5日)納得いくの内容だったか。
回答→ はい:4人 (北原みのり・前田哲男・岡留安則・小倉紀蔵)
どちらでもない:2人 (青木理・江川紹子)
いいえ:24人
Q2:誤報が日韓関係の悪化の一因になっていると思うか。
回答→ はい:23人
Q3:朝日新聞は誤報の説明責任を果たしたと考えるか。
回答→ はい:3人(北原みのり・青木理・岡留安則)
どちらでもない:1人(服部孝章)
いいえ:26人
常識のある方なら回答は「いいえ・はい・いいえ」か「はい・はい・いいえ」であろうと思うのだが、どうだろうか?
「はい・いいえ・はい」と回答した方は、この間の報道をみていないのだろうとしか思えない。拙のような者でも20年前には「吉田証言」が全くの嘘であるとの情報には接していたのに。
Q1は朝日新聞が明確に謝罪をしていない点をもって、納得できままい。
これをみて市民的左翼が誰であるかはよくわかるだろう。中には靖国神社で裸パフォーマンスをした犯罪的愚か者も含まれている。
ところで北原みのり氏はコメント欄に八つ当たりのように「産経も誤報が多い」と答えているが、少なくとも産経新聞は誤報を30年も放っておくことはない。しかもその誤報によって国益が損なわれたことはあるまい。
他に斎藤貴男氏・前田哲男氏両氏のコメントも実におもしろい、「親朝日」思考とはこういうものをいうのだという証拠であろう。
Q2は「一因」かと聞いているのだから、他に要因があるにしても「はい」以外の回答はありえまい。読解能力が欠如しているとしか思えない。アンケート内容に問題があると感じたら「どちらでもない」が回答になるだろう。
一部の日本人が韓流ブームに乗っていた時、慰安婦問題を通して嫌韓になった人はたくさんいる。
Q3はQ1同様である。