先を読め読めるわけない

先がない
今年のサラ川 、私にはこれがトップだな、「先読みのハジは買ってでもかけ」と以前小田嶋隆氏がおっしゃってたけど、今の世の中右も左も真っ暗闇で、先読み能力なんかなくても読めることばかり、つまり先がないってことなのだ

けどそれって文明があんまし早く進み過ぎた、たった１世代で化石燃料を使い過ぎたってことなのじゃなかろうか、人類は地球の一部で宇宙は遠い、今食いつぶしてる過去の生物が作った遺産はいずれなくなる、そうなったら文明は終わる－とちょっと立ち止まって考える時期に来てるのだ、いや考えてどうするって私ごときにアイディアあるわけないけどね－だから「先がない」って言ってるんだから

まあもっとも19世紀のSF(ヴェルヌとか)を読めばあの頃の人類だってずいぶんムチャをやってた、石炭や木や動物を自分らの都合で使いまくって、そういうものがなくなったらどうするかなんて考えてもいなかった、それで地球が荒廃したかと言えば－20世紀人が思ったほどじゃなかったかも、石炭も木も動物も(絶滅に瀕してるものもあるとは言え)まだなくなってない、「この世のオワリ」と騒ぐ人間はいつの時代にもいて、それが当たったことは一度もない－と「リスク」の著者も書いてるわけで、楽観的だけど今世紀中に文明が終わるということはないだろね、たぶん－だけど・・・・・

全くなあ、思えば遠くへ来たもんだ、生物のこと、地球のこと、太陽系のこと、遠い宇宙のこと、もっともっとよくわかるようになるまで生きていたいと今の今、心底思うなあ、いや「我が亡き後に洪水は来たれ」とも思うけど・・・・