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遠い昔のTV番組を再現しようというムチャな試み

安部龍太郎2

2013-03-25 12:23:25 | 本と雑誌
等伯 〈下〉 等伯 〈下〉
価格:¥ 1,680(税込)
発売日:2012-09-15

無事読了、何から書くかなあ(書かんでいいって?ハイ)
等伯の実家は七尾城主畠山氏(鎌倉幕府の御家人畠山重忠の一族とのこと、へえ)に仕える武家だった、殿様が家臣の反乱で城を追われ、等伯の長兄は主人の復権を願って生涯戦い続けた末に石田三成一派の陰謀にかかって惨死する、たまたま殿様のお姫様が京都の公家に嫁いでて、等伯は彼女に頼まれるとどんな無理でも断れず、心ならずもモメゴトに巻き込まれるのであった・・・というのがテーマ1
一方当時の絵画界で一番の主流は狩野派、総帥の永徳は文句なしの天才だが不運が重なって40代で過労死する、残った狩野一派はそれを(諸般の事情で)等伯のせいと思い込み、等伯の息子久蔵を謀殺した、そんなことを黙っている等伯ではない、秀吉に再調査を直訴したが・・・というのがテーマ2
こういうのを「ドラマティックに作り過ぎ」とか言わなくなったとすれば直木賞も様変わりというか、めでたい方向へ変化したと言うべきだろね(上から目線)

迷惑な人物に描かれてる兄貴がけっこうカッコイイかも、こっちを主人公にしても小説はできたんじゃないかと思う、それにもまして狩野派側から書いた小説を読んでみたい、何せ永徳はサラ中のサラ(馬かよ?)にして本物のド天才、だが信長に接近できたのはある意味不幸で特に安土城といっしょに多くの作品が失われたのは痛恨の一撃だったハズだ(これは後世のヒトにとってももったいないことだよな)、いやその辺考えたらよく残った方とも言えるんだろか?

等伯は婿養子だった、実際のところ多くの伝統芸能は養子取りで伝わるもんなのだ、歌舞伎役者と議員(芸能か?)は稀なる例外じゃなかろうか?(関係ないって?まーいーじゃない)

追記-日本語変換システムはわからない、等伯は一発なのに永徳は出ないんだもんな(あ、ATOKじゃないからかも・・・とこれ言いたかっただけ)


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