幽霊の2/3 (創元推理文庫) 価格:¥ 929(税込) 発売日:2009-08-30 |
これは全くその通りの意味、どう勝利なのか何を言ってもネタバレになるから何も言いようがない、だけどそんなら「ヤラレタ」かというとそれがちょっと・・・であるのだにゃ
本作一番のナゾは犯人でも犯行方法でもない、ある人物が何者か?ということなんだが、怪しいヤツというのはしばしば「知らないハズのことを知ってる」あるいは「その人物であれば知ってて当然のことを知らない」ために怪しまれることになる、でもってこいつは(相矛盾する)その両方なのだ、しかも「知ってたこと」は必ずしも「普通人が知ってるハズのないこと」じゃない(と私は思う)、一方「知ってて当然のこと」は・・・これ日本語の弱点(?)だと思うけどけっこう特殊な専門用語の意味が漢字を見れば知らないヒトでも(かなり正しく)推測できる(こともある)、英語でtibiaと言ったらそれが骨の名前かどうかすら普通のヒトにはわからない(と思う)、だけど日本語で脛骨と言ったらスネの骨に決まっている、腕をネジ上げたのに何でスネが折れるんだ、これ何かのジョーク?になっちゃうわけで、タネ明かしを訊けば意味はわかるものの・・・おっとこれ以上はネタバレ自粛
それともう1つは犯人がいまいちってこと、職業が***(伏字)だなんて作者の個人的なウラミが透けてるのじゃあるまいか?(あ、これネタバレかも)
さらに・・・事情を明かされてみるとこの被害者(複数)アホ過ぎじゃないか?と思うのは私だけだろか、ともあれ当分この作者は買うまい、そろそろ積読が山になって来たし
オマケ-「この小説はなかなかいいけどプロットがあるんです」(いいかげんに要約)、アハハハ、純文業界はどこも同じってね