↓読了

2日かかった、清張のあとがきにいわく水野は有能な政治家だったが経済を知らなかったのが敗因だった(いーかげんに要約)全くその通り、経済というカオスを政治という人為的手段でコントロールしようとするのはマチガイ、これは21世紀の現在に至るもホントには解決のついてない問題だろうと思う、だから世の中モメゴトが絶えないと言ってもよいのじゃあるまいか

ということはさておいてやっぱこのヒトはミステリ作家、それも典型的な犯人タイプだと思う、茂平児の悪党ぶりはどっか頼りない「わるいやつら」よりずっと冴えてる、こいつの悪事がだうやって暴かれるのか期待してたのにその最期はなんだかなあだった、いや落ち着くところへ落ち着いたと追えば言えるんだがこんだけおおぜいの登場人物がかかわったある意味の大物犯人(でありながらしょーもない小悪党)にしてはやっぱしなんだかなあ、オワリの方は作者も時間切れアウトだったらしいのだが・・・

とまあそんなわけで日付変わる前にアップ