今ちょっと読みでのあるモノを読んでるのと仕事がなかなか片付かないのとで昨日は更新できなかった(今日は中途半端に時間が空いてる)、読んでる本というのがまたサラサラと読み進めるというモノじゃないのだな、昔2ちゃんの難民版で雀やってた時、とある作品について「残酷描写ありなのでグチャドロ嫌いならお勧めしない」と言われたことがある、これも買う前にそう言ってもらいたかった、とは言え途中で放り出すには先が気になりすぎる、罪な本だ、これについてはまた書くかも、だけど書かないかもなのでとりあえずタイトルだけ載せとこう
大森さん推奨、このヒトけっこう趣味悪いよな、ヌメリヒトモドキとかさ(わけわからんヒトはTwitter文学賞のUst見てね)
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こちらあみ子 価格:¥ 1,470(税込) 発売日:2011-01-10 |
ということとは全然関係なくタイトルの賞で世に出たのがこれ、こんな賞があることも知らなかったが筑摩がやってる応募型新人賞、文芸誌の新人賞と同じタイプだからラジー賞候補にもならんかったということらしい
この本は単行本になってから三島賞も獲ったのでラジー賞の対象になったのだがその時は買わなかった(確か一票入ってたけどコメントはホメてたから投票したヒトは賞の意味を間違ってたんじゃあるまいか?)
ところが今回Twitter文学賞の2位である、35票獲得である、去年のトップ(27票)より多い、これはやっぱしチェキすべきだと思ったので買った、読者賞ってわりと信用できると思ってるんだよな(文春読者賞の渡辺淳一にTwitterでは全然入ってないのがいささか解せぬ、連載で読んだヒトは単行本買わないとか?)
選考委員の皆様が丁寧に解説してくださってるから(こちら)私ごときが付け足すことはたいしてない
ヒロインは確かにかなり変わった子で思いっきりぶん殴られてもしかたないことをやってる、にもかかわらず兄貴は妹思い(たとえ不良でもウラヤマシイ)だし、学校で隣に座る男の子は「臭い、風呂入れ」とか言いながらもけっこう親切にしてくれる、皆様がおっしゃるほど客観的にものすごくカワイソウというほどでもないのじゃないか、一番気の毒なのは欝が治らないお母さんだと思うけどそれとて娘が変なせいだと決め付けるのはいかがなものか、その後ちょっとはよくなったのかなとフィクション事ながら気になる(それかよ?)
いっしょに入ってる「ピクニック」(書き下ろし)もおもしろい、ちょっと変な同僚をみんなで支える女の子たち、今時こんな親切な若い子が(それも複数)いるとは信じがたい(それは表題作の方にも言える)けど、それは私が根性悪だからかもね
町田康いわく「こわれたトランシーバーで交信しようとする姿はまさにぼくたちの姿じゃないのですかッ!?」だって(こちら)、さっすが、プロは言うことが違うよ
追記-選考委員の一人がネタ割ってるのでつい書いちゃったがやっぱネタバレは自粛すべきだと訂正、今更遅いか(って何人に読まれたと思ってるんだよ?)