事件記者のページ

遠い昔のTV番組を再現しようというムチャな試み

岸本佐知子さん

2010-09-09 10:51:38 | SF
超弦領域 年刊日本SF傑作選 (創元SF文庫) 超弦領域 年刊日本SF傑作選 (創元SF文庫)
価格:¥ 1,155(税込)
発売日:2009-06-25

monkey business ナインストーリーズ号をさらに読み進むと(いやページをあちこちさまよってると)、「あかずの日記3 荒川アラパカ園」なる連載あり、何だよ、アラパカってそんな動物おらんだろ、あ、アラカワとの語呂合わせか、いや何と言うかシュールな世界だなあ、え、「私の腰に小さな弟」?「分数アパート」?、確かにどっかで聞いた言葉ども-と思ったら、津原さんの「土の枕」とかといっしょにここへ載ってたんだった、連載第1回のタイトルが「分数アパート」で小さな弟のお話(Stacy Levine, My Horse and Other Stories とのこと)を翻訳してたんだったのね、雑誌のHPを見ると連載は順調で今10回になってる、早く単行本にならんかな、翻訳もまだ出てないのかな、Azonではひっかかって来んけど

などと考えつつバックナンバーの目次を見てたら、創刊号の古典紹介「第七官界彷徨」(抄)おいおい抄はねーだろ、全編載せれんのなら短めの「歩行」かなんかにすれば?、幸い宇野浩二(豊崎氏の紹介はまだ存在してない)と違って、尾崎の本はバッチシ入手可能なんだから「これを読んで町子とおばあさんに興味を持たれた方はぜひちくま文庫を買ってください、損はさせません」とか書けば?-と思ったら紹介者「川上未映子」、ああ、やっぱしなあ、コワイもの見たさに注文しちゃったじゃん、商売うまいよ、ヴィレッジブックス殿?

蔵の中・子を貸し屋―他三篇 (岩波文庫)
価格:¥ 588(税込)
発売日:1951-06

付記-正確に言えば宇野の「屋根裏の法学士」一応中古が入手可能、だが豊崎さん本人が「ノー天気に紹介できるわけはない」とおっしゃってるのだった