事件記者のページ

遠い昔のTV番組を再現しようというムチャな試み

そらすこん

2010-09-15 11:22:19 | 本と雑誌
そら頭はでかいです、世界がすこんと入ります (講談社文庫) そら頭はでかいです、世界がすこんと入ります (講談社文庫)
価格:¥ 550(税込)
発売日:2009-11-13

昨夜、酔い払って近所の本屋へ行った、土曜日に「瑠璃玉」をゲトした時、まだ台車に積んだままだったからカウンターの姉さんに「目立つとこへ並べてね」と頼んどいたのだが、何と「女性作家た行」のとこへ置いてやがった、まあ表紙をこっちへ向けて目の高さになってたから「目立つとこ」じゃないとも言えんけど
「尾崎翠は女性だが、あ行だし、津原泰水は男だぞ、だいたい著者を性別で分ける必然性なんぞあるのかよー」とどなりつけてやろうかと思ったら、カウンターにはいかにも真面目そうな一目でバイトとわかる兄ちゃんしかいないのでやめ、かわりにこの本を買った(何で?)

いったいどーゆータイトル?-と自分まで一瞬岐阜県人に戻ってしまった(愛知県人は「どういうタイトル?」と言う)が、元のブログタイトルが「純粋悲性批判」だからね、これ本のタイトルにしたら特に哲学やってないヒトからだってフクロ叩きだよ(たぶん)
ま、タイトルはおいといて内容なかなか面白いと思う、津原さんがこの時「いかようにも化けうる新人」とおっしゃったとのこと(ウロ覚え)だが、確かに彼の好みかも(何でわかるんだって、それはまあ・・・)、エッセイで時々フィクションぽくてさらに時々意味不明、私に一番よくわかったのは大事にしてたサボテンが死んで悲しいってくだり、いや実を言うとそこしかホントにはわからんかったり、年代の相違か、決定的な感性の差なのか、けど金返せとは言わん、訳わからんくても何となくおもしろい文章ってあるもんで・・・・・

もしやこのヒトって「感想文」苦手なんじゃないかな?そらそんなもの得意なヒトめったにおらんだろうけど(私も大っ嫌いだ)、かの「ドラえもん」の巻末エッセイですら「子供の時から愛読しててある時ファンレター出したらハガキをもらった」ってそんだけだもんなー、ろくに読んでない(最近はアニメも見てない)この私だって、ドラちゃんについてならもうちょっと具体的に何か書けそーな(誰もテメーにゃ頼まんってば!!)

「第九感界彷徨」(05年3月)もちろん入ってない、もし入ってたら津原さんに思いっきりどやされたろうね、けどひょっとしたらその方がよかったかも

付記-アップした後で気がついたけど「川上未映子さん」って固有名詞を入れとかんとGoogleで引っかからんな(入れたって引っかかるか、こんな辺境!!、いやわからんって、ちょっと前に「瑠璃玉の耳輪」ちゃんと引っかかってたし)、たぶん「感想文が苦手」というより「確信犯的に感想文を書かんと決めてる」んだろうと思う、ま、それも一つの行き方なるべし