もう日曜の5時までに帰らなくてもよくなったので午後から109へ行って来た、これも幸い売り切れてなかった(ほぼ満席だったが)
ツッコミどころはヤマほどあるが、まあわりとうまく元ネタを料理してたと思う、少年がドールハウスのあれこれを床下へ持ち込んで、それを使って一家が楽しく暮らす-というクダリが元ネタではけっこうダラダラしててうっとうしい、こういうのが女性の作者だなあと思うとことなんだが、映画ではいかにも男の子らしく、エイヤっとブチ抜いてギュッと押し込む、おいおい繊細な細工物をそんなふうに扱うもんじゃないぜ、しかもそれがラストではちゃんと直ってたもんね、いったいどうやって直したんだ(つまり台本作者も男だってことさ)
元ネタのお手伝いさんは小人の家をみつけても「ギャーーーーッ」て悲鳴を上げるだけで冷静につかまえたりしない、普通はそれが大人の態度よね、小動物をつかまえて閉じ込めるのはイタズラ好きな男の子がやることなんだ、そしてつかまったお母さんを冷静に助け出す娘、お父さんの出番なし、これまでに比べてできすぎてない?
さらに、元ネタの叔母さんはお父さんの存在を知っている、だけど酒の上の幻覚だと思って気にしてない、映画の叔母さんはとってもしっかりしてて酒なんか飲まないけど、なればこそ一目小人に会わせてあげたかったという気もせんではないのだな
アリエッティが字を書いたり本を読んだりするシーンはどうするのかなと思ったけど、完全にカット、ま、この場合こうするしかなさそう
最後に・・・おっそろしく目つきが悪くて凶暴そうなネコ(名前はミーヤとカワユイ)の扱い方、ネコバスみたいでよかった、これはおおいに評価
龍之介君、少年から青年になりつつあるね、三浦友和のお父さんと大竹しのぶのお母さんはどっちもイメージピッタシ-というわけでそう文句はない、同じ原作モノでもゲドよりはずっとよかったと思う