怪食一家 支店

食い散らかして経験値を上げていきます。
トライアスロン・マラソンを通じた肉の引き締めも同時並行します。

2009 青梅高水山トレイルラン レース編

2009-04-10 01:43:11 | Un dou kai

去年のレースはこちらより)

スタートでヨーイドンとなっても、なんか今年は進みがよくない。ノロノロとした滑り出し。周り見てみると、シリアスじゃない系統のランナーもそこそこいる様子というか、きれい目のおねえさんが目に付く。そこばっか見てんだろとかいわれかねませんが、単純に去年と比して多いというか、むしろトレイルなのに小ぎれいなウェア着ている人が多いという表現の方がいいのかな。すこしずつ進んでいって、スタートラインを越えたあたりから急にスピードアップ。。。いや、いくらネットタイムとか出るかもしれませんけどさ。よく考えればいつもこうだよね。


スタート地点通過 1'14


スタートしてからしばらくは上り坂が続くのは去年通り。人によっては路側帯みたいなところをアクセル踏んで突っ走る人もいたりはしましたが、ここは2キロとかなだらかに登りっぱなしなんでとにかくゆっくりと心拍数を上げていくイメージ。なぜかわからんがバックポケットに入れたカーボショッツを落としたりして恥ずかしいぷれいを敢行してしまったりしましたが、それはそれ。取りに戻ったよさすがにさ。でもらいち氏に言わせれば、15キロにそんなのいらんよとか散々いわれましたけどさ、保険ですよ保険。とくに体調よくないんで、そのへんの心のよりどころはあるほうがいいって感じで。


ここで重大なことに気づきが。


心拍数が全く上がらない。上がっても135とか。きつさはそこそこなのに、電波受信に難があるのか。多分、これ以上がんばると息が上がってくるだろうなというペースでも130とかいうLSD目標+αくらいの心拍数。距離どころかハートレイトもだめか。。。まあそういう日もあるさ。ある程度コースはわかっているんで、自分なりにペースをつかみさえできればこのへんも別にたいした問題でもない。いや、多分に感冒中なだけに体が動いてくれてないってこともいちおう考慮にいれとかないと。むしろそっちの方がややこしいんだけど。

でも、人数多い割にはそんなに混雑はないなという印象で走りやすいことは走りやすく、序盤の登りっぱなしのところも混んでるのは混んでるけど、まだ許容範囲。しばらくたった急な下りで少し止まりましたが、そういえばここは去年もだった。激斜面の下りはさすがに仕方ない。

そのくだりが終わったあたりで視界が急にオープンに。去年と景色が少し違う様子ですが、森林伐採とかあると全く違う場所だしというか、記憶がおかしいのかそれかコースが去年と異なっているのか。まあ昨日の夜何食ったかよく覚えてないくらいのひとなんでしょうがないですけど。

地面がアスファルトになったところで一気の下りが開始。目下に給水所がありそこがちょうど5km。カーボショッツの一本目を摂取しラップを押したところ、。


5km 37'23


山道5kmでこれはさほど悪くないのかな。去年はアスファルトの坂を下りきった谷底に給水所があったような。しかも、どうやらもう1回この場所を通るみたいで、やっぱり去年とコース取りが少し異なっているみたい。しかしまあコレデモカというくらい下り走らせられますが、心肺的にしんどくはないものの大腿筋がえらく疲れるんだよねほんと。それも後半というかむしろ翌日とかに火を噴くみたいな。実際えらいことになりましたが。で、心拍数も170とか指してきたんでそろそろフルスロットルなのかな。

そうこうしていると谷底が見えてきた。去年は確か45分くらいだったかな。ポラールを押すと、


7km地点 48'00


スタートで1分少々食ってることを考えると、去年比でだいたい二分遅れくらい。後半も二分遅れくらいで勘弁いただければ1時間50分切るあたりのフィニッシュ、だと個人的には満足レベルなんで、経過はまあまあってところ、か。

ここからまた、ひたすらの登りが待っててってのがまた心にボディーブローなんだよね。みかん畑の中を抜けるあの登りだ。去年もそうだったけどここほんと苦しかったんだよなぁ。登っていくと下のほうが見えるんですが、皆さんしんどそうに登っているのがよくわかるというか、そういや高尾山はスタートして一時間くらい概ねこんな感じだったんだよなぁ。それに比べると、青梅はまだ一気登りの区間が短いんでこころもち楽ではありますが。そうそう、みかん畑農家の方の私設エイドのみかん。今年もまたなんつーか強烈すぎる酸っぱさでしたが、レース中にはいうことないんですよねほんと。ありがたい限りでございまして。

一気登りが終わって、少し走ったところで去年渋滞が起こった壁みたいな登り。ロープを伝っていけってので参加者全員に手袋装備を!と呼びかけられたあの地点。去年はここで8分くらい待ったんだったけ。でも、、、今年は案外スムーズに通過。空気読まず道のない斜面を手も使って駆け上がろうっていうオリエンティアとかいてもいい気がしましたが、、、むりか。

ここからゴールまで、アップダウンが織り交ざり走りきればというか多分いちばん楽しめるゾーンのはず、ですが、、、。ちょっと力が入らない。尾根走りしてて急に目の前が伐採地でのオープンになったりと、景色よく気分よく走れるんですが、トレ不足というか体がなあんにもできていないことが丸わかり。尾根下ってアスファルトをおりたところが二回目の給水で場所自体は1回目と同じとこですが、そのときと違ってアスファルト面を下った給水の後はそのまま引き返すという、なんか気持ちが試されてるようなところもあったりで。

体全体疲弊、というわけではありませんが、まあレースも終盤に差し掛かるってとこで今一度引き締めなおして、、、どうにも上りは歩き半分になってしまうし、傾斜変換が来てもすぐの加速ができない。トレイルジョギングならそれでまあまあ、でもいいんですが、レースなんだからなぁ。。。この辺の体力不足を気力である程度補うのもレースだからこそなのに、。つーか毎晩酔っ払いすらいなくなりつつある終電のみなとみらい線で家帰ってる生活じゃあ気力十分にはなりえんわな。

そんな中で、脳内はPerfumeのエレクトロワールドがエンドレスで鳴り響いて、、、伊良湖の最後のランとか去年の高尾山みたいにそんなに終末的な気分じゃあないのにさ。しかしあれだ。まさかあの若さで地デジ被害者になるとは思いもよらんかったよ。それにしても地デジとは残酷なものよのう。

時計は80分、90分を越えたところでようやく右手に青梅市街が目に入って、、、「あと1.7キロだよ」とこ声も聞こえてきてさあ最後の追い上げ。1時間50分は何とか確保したいけど、、、ギリギリか。相変わらず少しの上りでも気持ちは続かず、下りではとうとう大腿筋がイヤイヤをはじめたのに続き、ブレーキの役目を果たしてきた足首までミシミシいってきた。腰痛もずっと耐えてきて多分これはレース中耐え切れそうではありましたが、苦しい。下り基調ってのと、あと少しでゴールってのでなんとか気持ち折れずにやっとこさ走り続けることができる、そんな感じ。

ゴールが見えてきた。1時間50分はとうに過ぎてるけど、とにかくゴールだ。曲がりなりにも走りきった、これはよかったことだし課題だらけだ。でもとりあえずはほっと一息だ。ポラールを押すと、


15km 1:53'02


だめだ。額面で去年より8分とか遅れ。走りきった達成感としまったなぁという感情が入り混じりで、かるく下をうつむきながらメーン会場へと帰ります。

コメント
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