怪食一家 支店

食い散らかして経験値を上げていきます。
トライアスロン・マラソンを通じた肉の引き締めも同時並行します。

トライアスロン伊良湖大会 ラン編

2006-09-18 22:08:47 | Un dou kai

ランが始まるころには、時計は11時とかでスタートのときとは違いギャラリーの方々がかなりたくさん。コース特性上トランジットからランくらいしか見えないのに、ありがたいこと。こんなに人多いのは、、、ホノルル除いたら、去年の日和佐くらいかな。観衆の前では自然と力が、、、いやでません。あんなタイムではありましたが、やっぱバイクでは結構無茶だったようで、、、脚が重い重い。とにかく重い。

そして、スタートしてからトイレに行ってなかったので道からそれて行ってみると、、、。でない。液体が。いや、膀胱への水分の溜まり方と、尿意の鋭さからして相当な量が見込まれてたのに、、、しかも、色が見たことがない黄色だ。大丈夫なのかおれは、と思いながら復帰。

ランコースは、片道10kmの行って帰ってのコース。スタート5kmが激しいアップダウン、5km行って帰ってがまっ平らな海岸線で、最後5kmがこれまた上り下り。歩道橋を越えて、脚の重さと体の異変をもとに坂を登り、、、って登れねぇ。なんだこの力の出なさ具合は。即歩行移行だよこんなの。周りの人々も結構歩いてるよ。

それにしても、登りばかりだ。そう、七尾のランみたいな感じ。たまには下りはあるんですけど、とにかく登り。2km通過でもう15分。この時点で、これまでの貯金を使い切ったかのような坂道の転げ落ちっぷり。でぶは転がり方が見事だよ。しかも給水所で水分を取っても取ってもあっという間に蒸発、みたいな感じでほんと心の底からハイドロパックジョガー欲しくなったよ。

しかし、なんだこの感覚は。とにかく、とにかく体に力が入らない。坂を降り切ってラップを押した5km地点では36分がすでに経過

はっきり言って、この時点でもう5時間切りは不可能、と理解してしまいなんというか力が一気に抜けるような感覚。しかし、それどことか、ここからの10kmがもう思い出して表記するのも悲しいくらいの展開。

というのが、これまでの5kmは上り下りといいながら、かなりの部分が日陰だったりしてまだ救いがあったんですが、ここからは海岸線に沿ってとにかく日なたをまっすぐ。5km先まで、残暑厳しいサンビームの下でとにかくとにかくまっすぐ。果てしなくまっすぐ。そう、自然との闘い、、、以前に自分の体力が持つかどうか、というか「リタイア」の四文字からの逃避のためだけの闘いと言っていいかも。

もう、まっ平らの直線なのにほとんど歩いてしまいます。一人抜かれ、また一人抜かれみたいな。おれはくそ忙しい決算期の中何をしにこんなとこまで来たのかとかなりの自己嫌悪に陥りながらも歩いては走り、走っては歩きの繰り返し。

膝とかはいいのですが、スイムとバイク後ということもあって腰の踏ん張りが利かない状況。ハムストリングスを意識して前に前にと、、、体はうごかねぇ。もうでぶなんで転がったりしたほうが速いんじゃないかと思うくらい。そうこうしてたら、足首まで怪しくなってくるし、そもそも、もうこの暑さのもとで、意識朦朧というか本能だけで前に進む、みたいな。

5-10kmラップ 38'47
10-15kmラップ 40'45

5時間を目指すレースというのはとうに終焉しているのですが、もはやリタイヤしたくないとの意地のみ。いや、ベストコンディションなら5kmは22分くらいで走ることが出来ることを考えると、その倍近くを要しているわけで、、、そう、24時間テレビのマラソンってこんな感じなんでしょうか。着実に一歩一歩歩数を刻んでなんとかゴールへ。

つらい、それにしても辛い。神さまはおれになんでこんな試練を、、、っていうか、これを皆さんこなされてるんですよね。まじかよ。というか、いわゆるロングのトライアスロンって今日の倍どころか三倍の量のバイクに乗ってからフルマラソン、、、。

無理だ。とても無理だ。いくら暑いから、とはいってもこの距離で神が試練がなんとかっておれの髪も十分試練な昨今だが、いや、この距離で音を上げているようではロング完走は夢のまた夢。根本的に足りない物だらけだ。いや、これはわかっていたつもりでしたが、ハンマーで後頭部をガツンと殴られて思い知らされたみたいな感じ。

せっかくのレース中なのに、こんな感じにネガティブにネガティブに一人ぶつぶつと総括をして、いや正確には全身しんどいんで気を紛らわしていたのですけど。とにかくきつい。

坂部分をまた上り下りしながら、少しづつゴールが近づいてきました。やっとゴールだやっと終われる。もうしんどいとか言いながら歩いて一人また一人と抜かれて寂しい思いをする必要はないんだ。そう思うと涙が、、、今回はでませんでしたよ。まあそんな水分なぞないってくらいの脱水だったみたいでしてねぇ。

そして、ゴール。時計は5時間30分をいささか下回るくらい。目標はまったく達成できず。無事?完走が出来たことをとにかく喜ぶんだろうけど、、。とにかく疲れたゴール、でした。


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