ヴァイオリンとフルートのRio

ヴァイオリンとフルートに取り組んでいます。

北方領土は必要?

2011年02月16日 09時40分11秒 | その他
 思わせぶりなタイトルですが、ロシアにとっての必要性と言う意味です。

 ロシアがフランスから購入予定のミストラル級強襲揚陸艦を北方領土に配備するらしいとの報道がありました。フランスも余計な事をしてくれるものです。

 強襲揚陸艦とは、攻撃ヘリ、輸送ヘリ、車両、兵員を載せて運ぶための軍艦仕様の輸送船です。

 菅首相が、メドベージェフ大統領の北方領土視察を暴挙ときめつけたため、ロシアとしては事態を深刻に受け止め、日本が北方領土に攻め入るとでも思ったのでしょうか。日本が紛争解決のために自衛隊を派遣することはできないことを知らないようですが、ロシアにとって、四島は最新鋭の軍艦を派遣するほど必要なのでしょうか?

 北方領土はロシア本土から離れているので、緊急時に車両や兵員を海上から送るには、間宮海峡経由で樺太の北を回るか、日本の領海の津軽海峡を通らなければならないため、万一に備え、予め、北方領土に配備しておこうとの意図のようです。

 強襲揚陸艦の攻撃能力、防衛能力は限られ、作戦行動には艦艇や航空機の支援が必要ですし、一隻で運べる車両や兵員にも限りがあります。仮に配備したとしても、どの程度の意味があるのかは大いに疑問です。メドベージェフ大統領の国内向けの発言、恐らくは選挙対策の可能性が大きいのではないでしょうか。

 日本にして見ると、北海道から南西方面に防衛力をシフトする妨げにもなりかねず、少々困ったものという見方もありそうです。

にほんブログ村 クラシックブログ ヴァイオリンへ
にほんブログ村
にほんブログ村 クラシックブログ フルートへ
にほんブログ村
にほんブログ村 クラシックブログへ
にほんブログ村
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

ヴァイオリンで不思議に思うこと(3)

2011年02月14日 09時52分40秒 | ヴァイオリン
 名器と言われる楽器の細部を測定し、その通り再現したら名器が再現できるかどうかです。

 ヤマハはこのようなアプローチにとても熱心です。数値制御の研削盤のようなものを使えば、名器の表板や裏板を正確な寸法で再現出来そうです。ハンドメイドの場合には、木目に合わせて削り方を変えるとも言い、決まった数値通りに機械で削ることへの批判もあります。でも、使う木材は選ばれた良材の筈なので、それも納得しかねます。

 文京楽器が販売するリバースシリーズでは、名器をそっくりそのまま再現するそうですから、削る手段はともかく、基準になる名器の各部の寸法に忠実に作るのでしょう。デュランティ始め、幾つかの名器の音が再現されるとのことです。もっとも、オリジナルの音が分かりませんので、再現されているかどうか、確かめようがありません。

 大半のヴァイオリンはストラディヴァリウスやガルネリウスなどの名器、またはこれらをベースに製作の名人がモディファイした楽器をモデルとして作られると聞きますから、昔から、このような試みは行なわれていて、過去にも良い楽器が出来ている筈です。

 良い楽器が、機械を使うなどにより安価に作られることは、それはそれで良いことだと思います。いわゆる名器はとんでもなく高価ですから。

にほんブログ村 クラシックブログ ヴァイオリンへ
にほんブログ村
にほんブログ村 クラシックブログ フルートへ
にほんブログ村
にほんブログ村 クラシックブログへ
にほんブログ村
コメント (2)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

ヴァイオリンで不思議に思うこと(2)

2011年02月12日 09時41分46秒 | ヴァイオリン
 ヴァイオリンは古ければ古いほど良い楽器であると言われます。どんな楽器でも古ければ良いのではなく、正しく作られた、もともと良い楽器が長い時間を経てさらに良くなるのだそうです。木材の大部分を占めるセルロースの結晶化によるものと言われます。結晶化が進めば、剛体に近づく筈ですので、振動を妨げ難くなり、良くなるのでしょう。

 それでもブラインドテストをすると、ピグマリウスがストラディヴァリウスに勝って聞こえることもあるそうですから、古いほど良いというのは、先入観なしに言えることなのかどうか、ちょっと考えてしまいます。

 きちんと作られた楽器どうしを腕の良い人が弾いた場合、有意差が生じるものでしょうか。ヴァイオリンを自分で弾いて比較する場合と、他人が弾くのを聞いて比較する場合とでも、印象が異なるとも聞きます。

 私自身は200年くらい前の楽器を触らせて貰ったことがありますが、そのときは、古さによる効果はつかめませんでした。

 名器と呼ばれる楽器が、時間を経て良くなった楽器なのか、長い年月の淘汰により、選ばれた良い楽器なのか、いずれなのでしょうか。

にほんブログ村 クラシックブログ ヴァイオリンへ
にほんブログ村
にほんブログ村 クラシックブログ フルートへ
にほんブログ村
にほんブログ村 クラシックブログへ
にほんブログ村


コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

ヴァイオリンで不思議に思うこと

2011年02月10日 07時56分36秒 | ヴァイオリン
 ヴァイオリンは歴史が古いせいか、不思議な話が多いと思います。いろいろな比較の議論も盛んですが、比較対象となる点以外の条件を揃えて置かないと、何を比較しているのか分かりません。こう言う点を無視した話も多いですね。

 そのヴァイオリン、弾き込めば弾き込むほど音が良くなるという説が有ります。この説、肯定する人が多いようですし、科学的アプローチで有名なヤマハでは、機械を使って人工的に弾き込みをさせると聞きますから、そうなのかなと思いがちです。

 ヴァイオリンを弾くと、楽器に振動エネルギーが与えられますので、このエネルギーが何かに作用するのではとも考えられます。しかし、一般論として、振動エネルギーは他の形のエネルギーにくらべて小さいと物理の講義で聞きましたから、弾いただけで、楽器が目立って変化するとは思えません。

 むしろ、弾き込むことにより、弾き手がその楽器に慣れて、良い音が出てくる気がするのではと言う気がします。

 反証というつもりではありませんが、千住真理子さんがお持ちの「デュランティ」は長い間弾かれなかった楽器と聞きます。その後、弾き込まれたとしても、弾き込みのトータル時間は、他の名器にくらべると短い筈です。とすると、弾き込み効果が乏しい、単に古いだけの楽器ということになりかねませんね。

にほんブログ村 クラシックブログ ヴァイオリンへにほんブログ村
にほんブログ村 クラシックブログ フルートへにほんブログ村
にほんブログ村 クラシックブログへにほんブログ村
コメント (2)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

ナノイー?

2011年02月08日 10時05分10秒 | その他
 「ナノイー」とか「ナノックス」のように「ナノ」という言葉を用いて、違いを主張している宣伝をよく見かけます。「だからナノックス」なんて言う論理的に不可解な表現もあります。なんナノと言いたくなります。

 「ナノ」とは一般にはなじみの薄い言い方です。小さい数字を示す際に10のマイナス何乗という言い方をしますけれど、10のマイナス3乗がマイクロ、マイナス6乗がナノ、マイナス9乗がピコです。この先もあるようですが、まあ普段は必要ないでしょう。

 長さの単位mにそれぞれの言葉を付けると、マイクロメートル(μm)は1mの100万分の1、即ち1mmの1000分の1です。μmはミクロンと呼ばれることもあります。細菌はこのあたりの大きさだそうです。ナノメートル(nm)はそのまた1000分の1の大きさの単位で、ウィルスはナノメートルで測る大きさです。なお、可視光の波長が300nmから700nmあたりなので、一般的なウィルスの大きさは光の波長より小さいために光学顕微鏡では見えず、電子顕微鏡で見るのだそうです。

 微粒子もナノメートル単位の大きさになると挙動が違ってくるため、特殊な効果が発揮されることがあると聞きますから、「ナノイー」とか「ナノックス」の場合には、その点を強調したいのでしょうね。

 つまらない話はともかく、パナソニックの「ナノイー」ですが、名前を覚えさせようと言うのか、レシタティーヴォみたいに「ナノイー」という言葉にメロディーが付いています。これ、どこかで聞いたようなメロディーだなと思っていたのですが、花王の「クリアクリーン」のフレーズのメロディーと同じです。

 簡単なメロディー(ドレミレー)なので、似てくるのもやむを得ないし、この程度で盗作だなんて言うつもりはありませんけれど、多少気を使って欲しい気もします。

 因みに私、パナソニックも花王も愛用していて、両社に対する悪意は有りません。

にほんブログ村 クラシックブログ ヴァイオリンへ
にほんブログ村
にほんブログ村 クラシックブログ フルートへ
にほんブログ村
にほんブログ村 クラシックブログへ
にほんブログ村
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする