ヴァイオリンとフルートのRio

ヴァイオリンとフルートに取り組んでいます。

ヴァイオリンで不思議に思うこと

2011年02月10日 07時56分36秒 | ヴァイオリン
 ヴァイオリンは歴史が古いせいか、不思議な話が多いと思います。いろいろな比較の議論も盛んですが、比較対象となる点以外の条件を揃えて置かないと、何を比較しているのか分かりません。こう言う点を無視した話も多いですね。

 そのヴァイオリン、弾き込めば弾き込むほど音が良くなるという説が有ります。この説、肯定する人が多いようですし、科学的アプローチで有名なヤマハでは、機械を使って人工的に弾き込みをさせると聞きますから、そうなのかなと思いがちです。

 ヴァイオリンを弾くと、楽器に振動エネルギーが与えられますので、このエネルギーが何かに作用するのではとも考えられます。しかし、一般論として、振動エネルギーは他の形のエネルギーにくらべて小さいと物理の講義で聞きましたから、弾いただけで、楽器が目立って変化するとは思えません。

 むしろ、弾き込むことにより、弾き手がその楽器に慣れて、良い音が出てくる気がするのではと言う気がします。

 反証というつもりではありませんが、千住真理子さんがお持ちの「デュランティ」は長い間弾かれなかった楽器と聞きます。その後、弾き込まれたとしても、弾き込みのトータル時間は、他の名器にくらべると短い筈です。とすると、弾き込み効果が乏しい、単に古いだけの楽器ということになりかねませんね。

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2 コメント

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名器は最初から名器 (スローテンポ)
2011-02-11 12:59:45
経年変化というようなものではありませんが,新しいギターやヴァイオリンを半年ほど使うと音が落ち着くように思います。音が良くなるというのではなく,粗くガサガサした感じがなくなるように思います。
(想像ですが)弦の振動でナットやブリッジの溝がツルツルに磨かれるせいなのでしょうか。弾き込んで音が良くなるということではないのですが,確かに買いたての粗い感じは取れるように思います。
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初期の変化? (Rio)
2011-02-11 14:18:10
 なるほど、ナットやブリッジの問題はあるでしょうね。
 そう言われれば、今、気がついたのですが、新作の場合、弦高を高めにしておき、落ち着いたところで調整するのだそうで、私の楽器も2年目に弦高を低くして貰いました。
 物理的な変化も幾つかはありそうですね。
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