ヴァイオリンとフルートのRio

ヴァイオリンとフルートに取り組んでいます。

音大生就活に関する考察(3)

2013年08月31日 18時56分40秒 | ヴァイオリン
 デビューリサイタルの際、友人、知人、大学関係者などにお願いすれば、小ホールを埋めるくらいの聴衆を集めることは可能と思います。問題は次のリサイタルに人が集まるかどうかで、3回目にもなるとさっぱりと言う話もあると聞きます。

 空席が多い理由はいろいろあると思いますが、聴衆を楽しませる工夫も足りないのかも知れません。

 テレビ放送やDVDで演奏を聴く場合、演奏者の顔のアップも見られますし、場合によっては曲想と関連のある映像を加味することもできますので、飽きさせない工夫が感じられます。リサイタルにおいても、経費はかさみますが、似たようなことはできるのではないかと思います。

 曲の説明をナレーションで加えることも考えられます。ありきたりの楽曲説明ではつまらない気もしますが、プログラムを渡されただけよりマシと言うもの。アンコール曲に至っては曲名を演奏者が告げてもよく声が小さかったり、周囲の人に尋ねても曲名が分からない場合があり、不親切と感じてしまいます。以前、ピアノのアンコールで「トロルドハウゲンの婚礼の日」を初めて聴き、曲名を調べるのに苦労しました。

 場合によっては演奏者自身が楽曲の説明を実際に音を出して行うこともできないことではありません。聴きどころについての説明は普通はしませんから、新鮮味があるのではないかと思いますね。


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音大生就活に関する考察(2)

2013年08月29日 16時58分52秒 | ヴァイオリン
 就活にはリサイタルを開催すればよいと書きましたが、その成否には専攻する楽器も影響しそうな気がします。

 ピアノ、ヴァイオリンならポピュラーで、CDの販売状況や町の教室の数も両者が群を抜いていると思います。管楽器ではフルートかな。ピアノは単独で演奏できますし、ヴァイオリンやフルートもピアノを伴なって演奏すれば音楽的に完成します。

 同じ弦楽器でもヴィオラはなじみが薄いし、チェロはよいとしてもコントラバスもソロ向きではありません。木管楽器でメロディを奏でることの多いクラリネットやオーボエはともかく、バスーンのソロも珍しくなりますね。他の楽器との合奏の際に価値のある楽器の場合には、ソロ以外のデュオやトリオ、あるいはその他のユニットによる活動経験も就活時のセールスポイントになるのではと思います。金管楽器や打楽器については経験が無いので・・・。

 巷での楽器の人気度と結びつけて考えるのはいかがなものかと思うものの、楽器専攻により就活の進め方も様相が異なるように思います。もっとも、ピアノ、ヴァイオリン、フルートが有利かと言うと、専攻する人が多いようなので、逆に競争も激しいものと思います。

 楽器によるレパートリーの問題もあるかな。例えば私が持っているピッコロの場合には曲があまり見当たりません。ピアノ、ヴァイオリン、フルートの中ではピアノの曲の知名度が最も高いものと思います。聞く機会が多いせいもありますね。ピアノリサイタルの演目の中には知っている曲が幾つかあるのが普通と思います。

 これにくらべるとヴァイオリン、フルートの曲はピアノ曲ほど知名度が高いとは思えません。曲の絶対数が少ないのかも知れません。大作曲家の大半がピアノは得意でもヴァイオリンは得意でなかったせいではと思います。フルートを得意とした作曲家はさらに少なかったと思います。

 となると、ピアノ以外の楽器の場合、知名度の高い曲を選ばないと、せっかくのリサイタルを開催しても、お客さんの入りに影響があるかも知れません。他の分野で知られた曲を持ってくるなどの工夫も必要になるのではと思います。


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音大生就活に関する考察

2013年08月27日 17時43分06秒 | ヴァイオリン
 音大生はどうやったら職にありつけるのか、最近の表現で言えば「音大生の就活」はどんなものなのか、とても不思議に思っています。そこで少々考察して見ました。単なる妄想かも知れません。

 オケに就職するなどのケースを除けば、ソロであろうとグループであろうと、採用先というものが存在しません。腕前を示すTOEICのような共通の尺度も無く、メジャーなコンクールに入賞でもすればともかく、誰でも参加して上位入賞できるものではありません。以前どこかの大学の学長さんが学生の質を保証するというような発言をされた記憶がありますが、音大生に関してメーカー保証はできませんよね。

 となると考えられるのは、自前でリサイタルを行なって、その際にお友達や大学関係者だけで席を埋めるのではなく、マスコミ、批評家、音楽事務所関係など、将来役に立ちそうなギョーカイの人達を呼んでお披露目することではないかと思います。

 素人考えになりますが、プログラムビルディングも重要になると思います。得意な曲を選ぶのは勿論としても、ギョーカイ人受けを考慮する必要があると思いますし、拍手のボリュームを稼ぐなら会場に紛れ込んだ一部のド素人にも受けるような曲も忘れてはなりませんね。

 採用業務経験をベースにとりとめもなく考えて見ましたが、演奏会の企画やギョーカイ人招待などは音大生個人で行うより、アドバイスをしたり雑務をこなして頂ける人が居れば理想と思います。具体的にはサテ?


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ヴィブラート再履修中

2013年08月24日 21時19分44秒 | ヴァイオリン
 フルートもヴァイオリンも、楽器が身体に触れるものは暑苦しさが感じられます。電子楽器のテルミンのようなものなら夏向きかも知れません。

 そんな暑い中、ヴァイオリンのヴィブラートを練習しています。実は前の先生にも教えて頂きましたのに、その後、完全に自己流化してしまいました。今の先生いわく「それはヴィブラートではなく痙攣です。」

 で、改めて手首のヴィブラートを練習しています。いろいろなヴィブラートのうちで手首のヴィブラートはローポジションをカバーでき、音程の安定性を保つ上で利点があると聞きました。指によって難易度が異なり、特に4の指は難航していてほとんど肘のヴィブラートになっています。今のところ、ヴィブラートの出だしはまあまあ、すべての関節が固いとのご指摘を受けています。

 並行して曲の練習も行っており、たまたまゆったりした曲でヴィブラートを使うべき個所も多く、4の指のヴィブラートもかなり出てきて困っています。

 先生はとても熱心な方なので、ヴィブラートのお手本を何度も見せて頂きました。おかげで理想形は完璧に頭に入った積りになっています。



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終戦記念日と靖国神社

2013年08月14日 20時22分09秒 | その他
 やけに暑い日が続く中、今年も8月15日の終戦記念日を迎えます。当家でも以前は両親が戦争当時をしのび、簡素な夕食を用意したこともありましたが、いつのまにか行わなくなりました。

 当家および親族からは幸運にも戦死者こそ出なかったものの、戦争の影響はかなりのものであったと聞きます。私の父親は外地での無謀な作戦に参加しながら辛うじて生還し、終戦近くには東京大空襲による多数の焼死体の処理にも従事しました。以前勤めていた会社からは出征中の勤務実績が無いとの理由により復帰後早々にクビになったと聞いています。

 毎年のことながら、諸外国のうちで中国と韓国のみが日本の閣僚の靖国参拝を話題にします。日本は戦争への反省が無いと言いますが、内政干渉というべきものであり、日本でなければ紛争に発展しかねません。

 中国との間では賠償責任も無くなった上、内政不干渉という原則が合意されていたはずと記憶しますので、中国が何かと発言することはいかがなものかと思います。また、韓国とは戦争そのものをしていません。日韓併合がなされたのをそりゃあ旧大韓帝国の人達は面白くなかったとは想像できるものの、いつまでも恨みがましく言い続けるのは大人のすることとは思えません。

 靖国問題の一つに東条首相ほかの戦犯が合祀されている点が挙げられます。ただ、一般の参拝者は近親者や知人であった戦没者を想って参拝するのであり、誰が合祀されているかまでその都度考えるとは思えませんし、閣僚が戦犯以外の多くの戦没者の方々を想って参拝することまで否定されることになるのは行き過ぎと言えますね。

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