ヴァイオリンとフルートのRio

ヴァイオリンとフルートに取り組んでいます。

消えたオリンピック精神

2019年09月30日 20時12分33秒 | その他
 2021年の東京リンピックは7月24日から8月9日までの期間行なわれる予定で、暑さ対策がいろいろと検討されています。一年で最も暑い時期である事は、この期間が小学校などの夏休み期間の一部であることからも言えます。暑いから休むのではないかな。

 1964年の東京オリンピックは10月10日から24日までの期間で行なわれました。暑さの問題が有る筈もないスポーツに相応しい時期と言えます。今回のオリンピックも気候の良い10月あたりで行なえば良かったのではと誰しも考えます。

 熱中症の危険が予想される際には屋外での運動を控えるべきと放送しています。オリンピック選手、運営に携わる人、観客なども危険で、開始前1年を過ぎて急に対策の議論がなされていて、涙ぐましい努力がなされようともしています。

 ところで何故、わざわざ暑い最中にオリンピックが行なわれなければならないのか。そこには子供には到底理解できない理屈が有ります。

 例えば、米国の国技とも言うべきプロフットボールのシーズンは9~12月。オリンピックのテレビ放映とかち合うのは絶対避けるべきと考える人が居ます。野球の大リーグも同様で、欧州のサッカーのシーズンとの重複も避けるべきなのでしょう。

 一市民としてはこれらのプロスポーツとオリンピックが重なって何が悪いのかと思いますが、プロスポーツの放映権が巨額の金で売買される現在、その価値が少しでも低下する事は、関係者と言うかそれによって利益を得る人達にとってはとてもまずい。

 と言う訳で割を食ったのが4年に一度と言うたまにしか行なわれないオリンピック。オリンピックの開催期日は、プロスポーツなどの興行シーズンを外して決めなければなりません。オリンピック精神との関係は既に無くなっています。

 今後、暑い都市での開催や暑い時期における開催は見直すべきではないかと思います。

 加えて、東京のような人口密集地での開催の際には、周辺で多数の人が生活し、移動し、経済活動を営んでいますから、住民の生活を妨げます。

 開催時期の問題とは次元が違うものの、今後は人里離れた原野に各種競技場や関係者の宿泊施設、観客の宿泊施設、飲食や買い物のための施設、さらには専用の空港や移動手段を整備するなどしてオリンピックを開催すべきではないかな。

 グリーンランド、シベリア、チベットあたりを候補地としたらいかが?


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大多数の不快が表現の自由

2019年09月27日 17時37分10秒 | その他
 慰安婦を示す「少女像」を展示した「表現の不自由展」を巡って議論がなされています。展示を妨げられた側は「表現の自由が侵害された」と叫んでいます。

 「少女像」の作者の意図が何であれ、日本を貶めるものと見なせますから、大多数の日本人は不快に思う筈で、わざわざ取り上げようとする日本人の存在には納得出来ません。

 言うまでもなく表現の自由は尊重されるべき。しかし公共の会場を使用し、国の補助金を使って行なうなら話は別。大多数の幸福につながらない一部の人の満足を求めるものに税金を注ぎ込む事は明らかにおかしい。私的に行なうのであれば自由だし、誰も止めはしません。

 戦前の日本では、言論の自由が認められず、有名な「天皇機関説」は大学での講義が禁じられました。元東京都知事の美濃部亮吉氏の父である美濃部達吉氏が唱えた学説として有名。

 天皇機関説は天皇制に反するものでもなく、当時の法学上の通説であったにもかかわらず、一部の偏った意見により否定されました。昭和天皇は天皇機関説に肯定的であったと洩れ承ります。「少女像」のように内容に疑義があるものとは比べるまでもありません。

 この度の問題は表現の自由以前のレベルのものなのでは。


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節電で地球温暖化対策

2019年09月24日 20時05分13秒 | その他
 地球温暖化の原因となる温室効果ガス。大人が頼りないので子供や未成年まで声を上げています。子供には勉強させないと。

 温室効果ガスの大半は二酸化炭素で、残りはメタンガスやフロンガスなど。

 一般的な燃料は炭素を有していますので、燃やすと二酸化炭素が発生します。メタンガスは自然界の沼地などで発生するほか、牛のげっぷもメタンガスでかなりの量と言われます。人が乳牛や肉牛の飼育を増やして来た事が原因。フロンガスの用途は冷媒。

 さて排出ガスの点で最もクリーンなエネルギーは原子力。現在原子力の利用拡大を進めているのは多分中国のみ。アメリカやフランスは現状維持だし、日本では政治問題化しましたので減らさざるを得ないでしょう。

 再生可能エネルギーはどうか。再生可能エネルギー源は具体的には太陽光、太陽熱、水力、風力、地熱、波力、温度差、バイオマスなどだそうで、地球に優しい反面、低効率やコスト高が災いし、従来のエネルギーに取って代わる事は当分考え難い。

 その証拠に日本では電力使用量の増加に対処するため、火力発電所を増強しています。地球温暖化には明らかなマイナスでも現実的にはやむを得ないと言う考えに基づきます。

 個人的には最終的に行きつく先は節電ではないかと思います。

 産業界や一般家庭で使用する機器や家電製品のエネルギー効率を、メーカーの協力を得て向上させたらと思います。白熱電灯→蛍光灯→LEDのような変遷により、照明関係の節電は進んでいます。節電に貢献する研究、開発、企業化を支援する仕組みも必要になります。

 エネルギーを使う側の企業や個人にも節電を呼びかける必要があります。呼びかけだけで応じるとは思えませんので、企業や個人に対し、使用電力量に応じた課税を累進的に行なうか、節電量に応じた税金の軽減などを考えたらと思います。

 要するにあめとムチで節電を促そうと言う案。


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お店の人が弾く

2019年09月21日 20時45分53秒 | ヴァイオリン
 弦楽器製作を教えるイタリアの学校では、ヴァイオリンの弾き方も教えます。義務教育後の17歳でヴァイオリンを始めるので少々遅く、ヴァイオリン演奏に堪能になるとまでは言えません。勿論入学までにヴァイオリンを学んだ人は別と思います。

 採用業務に携わった際に、音楽大学の卒業者が楽器店に就職する例はかなり有ると聞きました。ヴァイオリン専攻の方も居ると思います。

 しかし弦楽器商が弦楽器を仕入れる際には音色を考慮しないとも言われます。と言う事は弾かないで仕入れている?

 仕入れの際に弾いたか弾かなかったかはともかく、お店にヴァイオリンを弾ける人がいるかどうか、以前ブログでご紹介した「知っている弦楽器店」についてまとめて見ました。

 山野楽器店

 私がヴァイオリンを購入した際の担当者はヴァイオリンを専攻された方で、現在はソロ活動や指導をされています。他の方々も話しぶりからしていずれもヴァイオリンを弾く人と思います。なおフルートの売り場も同様と思います。

 弦楽器サラサーテ

 店主は幼少の頃からヴァイオリンに親しみ、長じては某有名大学オケのメンバーだったと聞きます。夫人は以前メジャーオーケストラのヴァイオリニストだったし、お嬢さんも音大出のヴァイオリニスト。

 ダ・ヴィンチヴァイオリン

 店主が目の前でヴァイオリンを鳴らして見せてくれました。某有名私大出身なので音大出身ではないと思いますが、かなりの腕前で、演奏や指導の活動もされているとか。

 古賀弦楽器

 やはり店主が目の前で鳴らしてくれました。この方も相当の腕前で出身大学OBのオケで活動されているらしい。

 東京ストリングス

 一度お訪ねしただけなのでお店の方々のご経歴は分かりません。

 弦楽器ストラッド

 もともとアマチュアヴァイオリニストである店主のコレクションから始まった商売と聞きます。楽器はロンドンのオークションで仕入れるそうで、この時点では弾いていない可能性がありますが、持ち帰って蓋を開け、修理調整した上での販売。ホームページには各楽器をヴァイオリニストが弾いた際の映像と感想が記されています。

 アトリエ・フランセ・トウキョウ

 フランス人の店主はもともとヴァイオリンを習っていて、途中で弦楽器商に転向したとの事。目の前で試しに弾いたスケールの音程はとても正確と思いました。夫人はヴァイオリニストで藝大准教授。


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2割引ではない演奏

2019年09月18日 08時56分23秒 | 音楽
 曲を演奏する際の速度はAndanteとかAllegroのようにイタリア語で指定される場合と、四分音符などを1分間に幾つ弾くかのように数字で示される場合とがあります。

 LargoとAndanteとではLargoの方が遅いとか、メトロノームの数字で言えばそれそれの速度記号はこれくらいと言う目安も知られています。

 しかし指定の速度に従うのも、なかなか難しい場合が有ると思います。

 例えばVivaldiのバスーン協奏曲ト短調RV495の第一楽章。Prestoの指定なので、これがPrestoだと言うような演奏と、どう見てもPrestoではない遅めの演奏とがあります。個人的には後者の方がよいのではと思いますが。

 もう一つ、ベートーヴェンの交響曲第6番の第一楽章Allegro ma non troppo。「速く、しかし速すぎないように」と言う意味だそうで、指定自体が少々曖昧。標題として「田舎に到着したときの愉快な感情の目覚め」とあります。

 冒頭部分を速く演奏する場合が多い中、ゆったりとしたテンポの演奏も有ります。フルトヴェングラーのスタジオ録音がその極端な例。

 「トンネルを抜けると雪国であった」のように田舎への到着が突然の事であれば、標題との関係で速い方がよいと思います。しかし、馬車などで移動していて次第に田舎らしさが増すのであれば、愉快な感情もじんわりと目覚めるのでは? とすれば遅めのテンポも有りかなと思います。


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