ヴァイオリンとフルートのRio

ヴァイオリンとフルートに取り組んでいます。

震災その後

2011年04月29日 21時14分16秒 | その他
 被災地の復旧や復興もまだまだだし、福島原発の状況改善にも時間がかかりそうで、それで少々申し訳ない気もしましたが、テレビの買い替えとアンテナの変更を行いました。遅まきながらの地デジ対応策です。

 テレビは3台あり、そのうち、大きい1台を新しいものに買い替えることとし、小型の2台は当面、デジタルチューナーを用いて見ることにします。多少なりとも自粛のつもりです。

 そうそう、テレビと言えば、「日本の力を信じてる」とか言うCMはどうも好きになれません。ソフトバンクの白い犬のCMの方がまだマシだと思います。

 最近になって、同窓会などから被災地向けの義援金の話も来ています。しかし、被災者にはなかなか渡らないとも聞いていますので、躊躇したまま、何もできずにいます。

 この度の被災地の大半は東北地方の太平洋岸で、私の親類縁者は居ません。でも、たまたまブログで、岩手県山田町の東京釣具店の当主の息子さんが書かれているのを見つけました。お店は津波で完全に壊れたそうです。この釣具店には昔旅行した際に立ち寄ったことがあるようで、メモしてあった電話番号が一致します。そのときに泊った佐々喜旅館もどうなったかは分かりませんが、この山田町は多少なりとも個人的なご縁が有る土地と言えそうです。

 話変わって、震災以降、ヴァイオリンもフルートもたまにしか弾かなくなってしまい、特にフルートの方はさっぱりの状態です。

 被災地には音楽で生計を立てる方もいらっしゃると思いますが、どのようにお暮らしなのでしょうか。ヴィオリンやフルートのような比較的小型の楽器でも、家に居なければ持ち出せなかったでしょうから、お困りの方も多いと思います。漁業や農業の従事者のように公的な支援を期待できないでしょうし。

 私の場合、ヴァイオリン、弓、フルートも複数持っているので、サブのものなら手放すことが可能です。けれども量産中級品のヴァイオリンとそれに見合う弓、頭部管銀の少々古いフルートでは、趣味で教わっている人ならともかく、専門家のお役には立ちそうもありませんね。

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震災と原発の想定外

2011年04月17日 11時31分46秒 | その他
 想定外という表現をよく聞きます。このたびの東日本大震災の本震のマグニチュードが9.0であったことは想定外、各地の津波の高さも想定外、福島原発を襲った津波の高さも想定外だったと言うあれです。

 結果論としては想定が甘かったと思いますし、評論家で批難している人も多いようですが、果たして批難する資格が有る人がどれほど居るものでしょうか。

 真に震災や原発の「想定外」を批判出来るのは、想定が不備であることを事前に知っていて、しかも、それがまずい事をその時点で主張し、状況を変えさせようと努力した人でなければ、ずるいと思います。事後なら何とでも言えるのですから。

 1000年以上前の貞観時代(源氏の祖で有名な桓武天皇の時代)に大きな津波があったそうで、それからすると、現在の想定はすべて不十分だそうですが、そう言う事実を声を大にして叫んだ人が居たのでしょうか。多分、主張したのに受け入れられなかったのでしょうけれども、それで主張を引っ込めたのであれば、その人にも責任が無いとは言えません。ネット会見でも何でも行なって、言い続けるべきだったと思います。

 今回の本震のマグニチュード9.0と言うのはあまりにも大きく、例えば東京都における震災対策でも、関東大震災並みのマグニチュードを想定しているに過ぎません。多分、東京直下で9.0であれば、何も残らないからでしょう。

 津波対策における想定の問題もいろいろ言われます。けれども、度々の津波に襲われた宮古市田老地区の防潮堤は高さ10mもあり、これが不十分だと主張した意見は少なかったように思います。

 話が逸れますが、事業仕分けの際にスーパー堤防にストップがかかったのは、200年に一度の災害に備えるために、今のペースでは完成までに400年かかると言う点がネックだったためのようです。でも、普通は200年や400年のスケールで物事を考える余裕は無く、まして、1000年に一度の災害への備えを後回しにするのは、財政を考えれば頷けます。

 ただ、福島原発については、津波の想定高さの問題もさることながら、バックアップ体制の不備は批難されてしかるべきです。

 卑近な例で不特定多数の人が集まる場所には、最小限の照明や非常口の表示灯を点灯するための電源のバックアップ体制が備えられています。原発では意外にもバックアップが不十分だったようです。このように深刻な結果を生む可能性のある重要箇所には、二重、三重のバックアップや代替手段の備えを考えておくべきでしたね。

 想定も大事ですが、想定を過大に見積もったら現実的な対策は不可能です。災害の防止を考える一方で、災害を最小限に抑え、事後の復旧策を万全なものにしておくことの方が大事ではと思います。

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津波のこわさ

2011年04月14日 17時10分53秒 | その他
改めて津波の恐ろしさを感じましたが、なぜ、あれほどのパワーがあるのでしょう。

岩手県宮古市では38mまで駆け上がったと言う今回の大津波の上陸時の速度はどれくらいだったのか、実際のところは分かりませんが、計算で推定することはできます。

高校の物理を思い出して見ると、質量m、水平速度vの物体の運動エネルギーはm(v2乗)/2となり、この物体が高さhまで駆け上がったときの位置エネルギーの増分は、重力加速度をgとするならば、mghで表現され、両者が等しいとすれば、m(v2乗)/2=mghとなります。

結局、v2乗=2ghとまとまりますから、g=9.8m/秒2乗、h=38mで計算すると、v=27m/秒となり、時速に直すと、約100km/時になります。仮に高さ38mではなく、高さ10mに達した場合を仮定すると、v=14m/秒、時速なら約50km/時です。いずれにせよ、上陸時の速度は乗用車並みです。なお、津波の洋上での速度はもっと速いそうですね。

さて、津波は多数の住宅や車を押し流して行きましたが、水でこれほどまで壊れるのはどうしてなのでしょうか。仮に1m×1m×1mの立方体の水を想定すると、その質量は1トン、ほぼ乗用車並みです。1トンの物体が時速50kmとか100kmで衝突しただけでも、かなりの破壊力がありますが、実際の津波は大量の水ですから、無数の車が前後左右上下に重なった、言わば車の山が突っ込んで来たのに等しいものと思います。乗用車の体積は1立方mよりも大きいでしょうから、比重は水よりも小さく、誤差があるとは思いますけれど、津波のエネルギーのおおよそのイメージはこんなものではないかと思います。

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震災と居住地

2011年04月08日 09時29分46秒 | その他
 私が住んでいる地域は、大正12年の関東大震災でもそれほど被害を受けなかったため、その後、都心から移転した人が多かったと言われている大宮台地の一部にあります。有名な盆栽村も大震災後に東京から移住した業者が作ったものと聞きます。

 台地と言いながらも決して平坦なだけではなく、谷のような箇所もあるし、以前は沼地や湿地であった箇所も点在しています。私が小学生の頃には小さな沼だった土地にマンションが建つらしく、囲いがしてあります。沼の隣の住宅が傾いていたことを覚えていますから、ここに住もうと思われる方は土地の古老に尋ねた方がよいと思います。

 一般に、水分の多い土地では地震の際に液状化現象が起きると言われます。液状化と言っても実際に目にしないと信じられないことですが、イメージとしては水溶き片栗粉の水が少ないと、撹拌をやめると固型状態ですが、撹拌すると液状になってしまうのと似ていて(厳密には砂の流動化は片栗粉の場合と違うそうですが)、それほど不思議な現象ではないようです。

 要するに、真新しい埋立地は避けた方がよさそうですね。

 地盤と地名の関係は良く言われます。大昔に入江や谷、湿地など、水が有った地域には、そのことに由来する地名が付けられているそうです。ただ、地名はその後、変更になっていることもあるので、旧名を知ることが大切ともいわれています。

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夏場の計画停電対策

2011年04月06日 05時28分01秒 | その他
 夏場に計画停電が行なわれると、停電の間の暑さ対策が気になります。私が子供の頃はエアコンが無くても過ごせたのに、今では使うのが当たり前になっているからです。

 充電池で動く小型の扇風機が通販で売られています。一般的な扇風機の消費電力はせいぜい数十Wですから、小型ならもっと小電力で駆動でき、充電池でも十分そうです。注文しましたが、4月下旬入荷だそうです。

 乾電池の交換が不要な充電式のランタンは以前に頼んであったので、昨日届きました。太陽電池付きです。

 寝具はどうでしょうか。ウォーターベッドなら、水温が体温以上になることは無さそうですから、夏場は加温なしで使えば良さそうだし、冬場も予め加温しておけば、すぐには冷めないと思います。しかし、水が大量に入っていて総重量がかなりあるので、家の床の耐荷重が心配です。

 発熱したときに額に載せる吸熱シートを大きくしたような敷物が販売されています。蒸発熱を利用したものだそうですが、シート全体の温度が上昇してしまえば、効果は無さそうです。短い時間でも効果が有ればと思い、これも手配中。

 冷却スプレーやデオドラントスプレーで冷却効果のあるものも、スプレー後、しばらくは涼しい感じがあります。会社に勤めていたときには使ったものです。10分くらいは効果があります。

 すだれ、よしず、軒先用のテント、窓に貼る断熱フィルムなどもあります。窓を開けて風通しを良くする、うちわであおぐなどもありますね。結局のところ、一昔前の生活様式に戻れということなのでしょうか。

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