ヴァイオリンとフルートのRio

ヴァイオリンとフルートに取り組んでいます。

退位と即位

2019年04月30日 20時24分18秒 | その他
 4月30日を限りに退位、直ちに即位と言う法律上の味気ない話はともかく、庶民の感覚としてもやはり儀式は必要。しかしながら天皇・皇后も洋風の暮らしをしている現代では、伝統的な儀式や衣装を見る眼も変わって来たと思います。今回の一連の儀式は映像として記録し、一方で儀式のあり方を見直すべきと思います。

 天皇陛下の最後のお言葉の中に「象徴としての私を受け入れ、支えてくれた国民に、心から感謝します」と言うくだりがありました。

 言うまでも無く、「天皇は、日本国の象徴であり日本国民統合の象徴であって、この地位は、主権の存する日本国民の総意に基く。」と言う憲法の定めを反映したものであって、検証のしようが無い「日本国民の総意」を自らの行動によって実感し、それを感謝したものと理解すれば意義深いものと思います。

 同時にこのお言葉は、「始めに象徴としての地位ありき」ではなく、「始めに国民ありき」を明言されたものとも読めます。天皇がこう発言される以上、古くからの天皇制に固執するのは最早不敬とも言えます。

 さて、私個人は天皇に面会するような地位や功績とは縁が無く、宮中に参内する可能性もゼロ、皇室に特別の感心を持つ事は有りませんが、この度、新天皇のお近くにいささか存じ寄りの人が侍る事になるため、今まで以上に身近な存在と思うようになっています。


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Piacentinoのシャコンヌ(続き)

2019年04月22日 08時25分49秒 | ヴァイオリン
 昨年末に見つけたPiacentinoのシャコンヌ(Hs.731 出典は下記)。第1楽章Adagio、第2楽章シャコンヌまたは変奏Andantino e Amabileの2楽章構成。

 https://digital.blb-karlsruhe.de/blbihd/content/titleinfo/558507

 シャコンヌの主題はヴァイオリン初心者の私でも弾けるシンプルなものですが、変奏部分になると全くのお手上げ。でもレコード解説者の佐藤章氏がなぜ高く評価していたのかを知りたいと思いました。

 そこで存じ上げているヴァイオリニスト氏に無理をお願いして録音して頂きました。日本初録音、いや世界初録音である可能性も否定出来ません。

 ヴァイオリニスト氏も初めて見る筈の楽譜。元は手書きのファクシミリ譜で、浄書を専門にする方の手を煩わして現代風の体裁に改めて頂きました。

 シャコンヌの主題はヘ短調と言う調性のせいか少々暗く物憂げなメロディーで、9つの変奏が続きます。最初の幾つかの変奏は主題との関連がすぐに分かりますが、次第に主題からの距離が遠くなり、しかしながら聞き映えが増して来ます。重音で始まる第6変奏あたりはなかなか重厚。この作曲家のフルート協奏曲からは想像つかないような厳しさと寂しさがあり、また聞き直すたびに深みが増して感じられます。

 この時代の職業音楽家は、無伴奏で弾ける曲を自前で用意しておいて、出かけた先でスポンサーになってくれそうな人に、ヴァイオリニストや作曲家としての力量を披露して売り込むツールとしたのではないかと勝手に想像しております。


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立憲民主党の支持率を上げるには

2019年04月13日 21時23分45秒 | その他
 統一地方選挙の結果、地域によって多少の違いは有っても与党の優位は相変わらずで、野党第一党である立憲民主党は都市部などで伸びたものの、全国的には低調である事が印象に残りました。

 一時期民主党が伸びた事から見ても、健全な野党が一定勢力を保ち、政府与党をチェックできる事が望まれているものと思います。また国民は与野党の政策に大きな差異が有る事を望んでいないのではとも思います。

 政治的には地味だった野田佳彦氏や岡田克也氏などが率いていた頃の民主党は決して悪くなかったと思います。今の立憲民主党は民主党の流れを汲むとしても、受ける印象が違っています。

 恐らく、立憲にこだわる点と枝野代表の発言がいずれもマイナスに働いているのではないかと思います。

 まず立憲。

 立憲とは憲法に立脚すると言う意味で別に間違った事ではありません。しかし立憲民主党が言う立憲には、現行憲法に固執するイメージが強すぎます。完全無欠の憲法だから守るべきと言いたいのかも知れませんが、時代にそぐわなくなれば直ちに変えなければなりません。

 次に枝野代表の発言。

 政府与党の政策への反対姿勢が貫かれているものの、何をどうしたいのかが明らかでなく、批判のみに終始しています。この人に政治を任せたらどうなるのかまるで予想が付きません。口調は早口で明瞭、頭の回転の良さが想像できる反面、親しみには欠け、他人の意見に耳を傾ける余地が無いように聞こえますから、野党を束ねる事も難しいと思います。

 最近では共産党でさえ、野党共闘のために自党の候補者をひっこめたり、大阪都構想に関しては自民党を支持するなどの現実的な柔軟さが見られるのに、枝野氏の発言を聞いていると取りつく島も無く、共産党よりも頑なであるとつい感じてしまいます。


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昔の塾

2019年04月10日 21時06分29秒 | 音楽
 今とは違うかも知れない40数年前の高校受験の話。当時は中高一貫校を受験する事はまれだったので、一般的に受験と言えば高校受験が最初。

 昨今では塾の必要性を強調する人が多く、貧困家庭では塾に通わせることが出来ないので悪影響が出ると言う人さえ居ます。私は大いに疑問を持っていて、これらの発言は塾の差し金ではないかと。

 私は3年生になる以前は英語の塾と数学の塾に通いましたが、3年生になってからは受験勉強に専念するためにやめました。進学塾に通った事は有りません。

 学習の基本は昔から予習と復習、特に復習が重要で、分からない箇所をそのまま持ち越してはダメだし、分からない箇所に関連する問題を、内容が分からないまま解くのは全く意味が無いどころか、足りない知識を見直す機会を自ら見逃しています。

 私の中学3年の1年間は、今まで習った事の復習に時間の大半を費やし、問題を解くのは最小限にしました。学校に行けばいわゆる「業者テスト」というものが行なわれていましたから、解く練習はそれで出来ます。

 間際になって有名私立高も併願するように言われ、あわてて私立高校の過去の入試問題集を買い求めました。眺めると問題のレベルが公立高校の場合よりも高いのに驚かされましたが、公立高校の場合8割、9割の正答が求められるのに対し、私立高校の場合には6割程度と聞きましたので、それほど驚かなくてもよい事が分りました。

 当時の私立高校の入試問題は、その高校の教員が中学校の指導要領とは必ずしも関係無く作成するので、高校レベルの内容になってしまうのが普通で、難しいのは当然。

 いざ受験して見ると、公立高校の方は見慣れたような問題ばかりで、自己採点の正答率は9割以上。私立高校の方は国語が意外と難しく感じましたが、両親に新聞を読んでおくとよいと言われていて、それで覚えた漢字が幾つか出題されていて助かりました。正答率は公立高校の場合をやや下回ったものの合格ラインは十分クリヤしました。


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決まりました

2019年04月01日 20時38分00秒 | その他
 新元号が決まりました。無事に済んで安堵した人も多かろうと思います。

 お昼頃、最初は「れいわ」と声で聞いたので、とっさに埼玉県南に「れいわ」幼稚園が有ったなと思いました。この幼稚園の「れいわ」は麗和と書きます。

 出典は万葉集との事で、良い月、めでたい月と言う意味の「令月」と、風和らぐの「和」を合わせたものとの事で、「令和」と言う言葉はここに直接書かれてはいません。「令」と「和」が極めて近くに書かれていると言う事が「出典」の定義のように扱われています。二つの文字が同じ文に含まれていればよいのか、あるいは何文字以内の近さにあれば「出典」と言えるのかとつい考えてしまいます。

 「令」の用例としては命令や号令、はては令状などが一般的で、指図や指示、どちらかと言えば強制的に近いニュアンスが有りますから、「命令して和やかに」と理解すると、「無理に仲良くなるよう仕向ける」意味と取れない事もありません。やたら刃向って来るどこかの国を頭に浮かべると実によい元号と思います。

 中国の古典ではなく日本の万葉集に由来する点は好ましいと思います。ただし中国離れを強調すると政治的に距離を置く事を狙ったものと解釈されるかも知れません。言いがかりは何にでも可能。

 新元号が制定される事が予定されていたため、今年のほとんどのカレンダーには元号が印刷されていませんし、私がずっと使っている手帳はもともと西暦のみの表示がされています。

 役所関係の書類には元号が使われていますが、特許関係では西暦2000年以降西暦に改められていて、理由は一にも二にも利便性。事務処理の便を考えると西暦が優勢で、元号を使うのは手書きの私的文書が中心になると思います。

 このところ「平成時代」はどんな時代だったかなどと、元号で無理にくくった話が有ります。しかし元号は天皇制との関係で制定されるもので、経済的にならオイルショックやリーマンショック、社会的になら阪神・淡路大震災や東日本大震災の方が前後の変化が分かりやすいと思います。おっと、新元号の話でしたね。


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