ヴァイオリンとフルートのRio

ヴァイオリンとフルートに取り組んでいます。

国技

2011年02月06日 09時43分59秒 | その他
 八百長問題が騒がれています。八百長の噂は以前からあり、無気力相撲や、千秋楽の勝ち越しなど、疑いのタネはいろいろありました。

 大相撲は国技と言われていますが、国技って何でしょう。柔道、剣道を始めとする武術は日本独特のものであっても、国技と呼ぶことは稀です。

 また、柔道、剣道のプロ選手は聞いたことがありませんが、大相撲はプロの力士が興業として行なうもので、学校などで行なうアマチュア相撲とは性格が異なります。結局、大相撲を国技と言うのは慣習に過ぎず、疑問のあるところです。

 ともあれ、現在の相撲協会は財団法人として公認されたものであって、財団法人としてのあり方が求められますから、いつまでも古い体質にしがみつく事は許されません。

 八百長を生む原因の一つとして前近代的な力士の月給の制度があります。十両になるまでは月給が無く、場所手当のみという状態は、報酬が労働に見合わない疑いがあるため、問題です。大金を集めて年寄株を購入しないと親方になれないことや、相撲部屋が奨励金を貰って力士を育てるやり方も改めて行く必要がありそうですね。

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リゴードン

2011年02月03日 10時08分27秒 | 音楽
 先日、グリークの「リゴードン」について書かれているブログを拝見しました。私は勘違いしていましたが、速い曲なのですね。

 リゴードンは一昨年初めて目にした言葉で、加藤克郎先生の「FLUTE METHOD」という教本の練習曲の曲名として出て来ました。この曲を私は遅いテンポで吹いていました。

 「意美音」というネット上の音楽辞書によると、「南フランスのプロヴァンス地方に伝わる舞曲。17世紀中期に宮廷舞踊、器楽曲となった。快活な2/4または4/4拍子。」だそうです。遅くちゃだめでしょうね。

 フルート教室の先生のお話では、曲名としてよく見かけるものだそうです。ただ、私の記憶では、小学校以来の普通の学校の音楽教育で登場したことが無かったように思います。

 綴りは、仏語ではrigaudonまたはrigodonで、英語ではrigadoonだそうです。

 「舞曲の種類」で検索すると、まだまだ知らない舞曲が多数ありました。

 修業は続きます。

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あるモダンの作者

2011年02月01日 10時04分39秒 | ヴァイオリン
 私が持っているモダンの製作者の経歴を調べて見ました。名前は、Camillo Mandelliです。

 資料は幾つかあります。
(1)購入したお店で頂いた本に、イタリアからアルゼンチンに移住した製作者達の一人として書かれています。私が購入した楽器そのものの写真も掲載されています。
(2)ストラディ金沢さんのホームページ中で、Luigi Rovattiと言う製作者の記事の中に記載があります。
(3)宮地楽器さんのホームページ中で、楽器の製作者として紹介されています。
(4)アルゼンチンのKarinkantaという工房のホームページのHistory欄に記載があります。
(5)WikipediaのLeandro BisiachのBiographyの中に名前が出てきます。

 総合して見ると、生まれは1873年3月12日、コモ湖に近いカルコ生まれのイタリア人です。大工を目指した後、1890年ミラノに出て、最初はLeandro Bisiach、その後、RiccardoおよびRomeoのAntoniazzi兄弟の下で働いています。これら師匠達はなかなか有名です。ミラノ派とかミラノスクールと言ってよさそうです。19世紀末にアルゼンチンに移住。ブエノスアイレスで製作活動。当地ではLuigi Rovattiと言う人のライバルだったようです。1920年にイタリアに帰国、ミラノ近郊で製作活動。1956年10月9日没。

 購入した楽器は1915年製、宮地楽器さんで販売されているものは1917年製(頂いた(1)の本に1917年製のものも掲載されています。)で、いずれもアルゼンチン製です。黒澤楽器さんでは1922年製が販売されていて、帰国後のイタリア製ですので、割高になっています。

 この製作者の楽器は有名なRiccardo Antoniazziのスタイルに近いと言われます。私が購入したものもそうなのかどうかは不明ですが、全体に細身で、スクロールの中心が細く、比較的長く飛び出しています。

 アルゼンチン在住中は師匠のLeandro Bisiachと営業上のつながりがあり、製作した楽器をミラノに送っていたそうです。使用した材はほとんど例外無く、ヨーロッパのものだそうですから、師匠経由の入手も考えられます。

 Antoniazziのラベルの楽器で、このMandelliの製作らしいものがあったという投稿記事を見たことがあります。Antoniazziと言っても、RiccardoかRomeoかは分かりません。本物とはf字孔に違いがあるとのこと。弟子が作ったものに師匠の名前が付くと言うことは有りそうな話だし、忠実にコピーされたら見分けがつき難いでしょうね。

 ところで、このCamillo Mandelli、どんな風貌の人だったのか、今のところ、写真が見つかりません。引き続き捜索中です。

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