ヴァイオリンとフルートのRio

ヴァイオリンとフルートに取り組んでいます。

モダン

2011年01月29日 06時02分32秒 | ヴァイオリン
 ヴァイオリンの良いものと言うと、オールドイタリアンの名品が挙げられます。しかし、値段は驚くほど高いですし、この私にどこかの財団が貸してくれる可能性は間違ってもありません。

 実際に私などが検討できるのはモダンまでです。モダンは、オールドほど古くない一昔前の故人が製作したもので、値段はピンからキリまであります。普通、イタリアンモダンの良いものですと1000万円以上、安くても600万円以上だそうです。これくらい出せれば、文句は無さそうですけれど。

 モダンの定義も拡大していますので、戦前生まれで最近亡くなった製作者の楽器もモダンの仲間入りをしています。イタリアンでも値段が300万円前後のものもあって、コンテンポラリーのごく高いものと値段が逆転している場合もあります。あまり新しいと経年変化の効果は望めませんけれど、新しいだけに偽物が少ない筈だし、数十年の年月の間には評価も定まっていて、良いと思います。私が試した範囲では、約200万円~約300万円のモダン、コンテンポラリーなら、好みは別として、どれも悪くないと思います。

 値段を決める要素として、製作者以外に産地もあるようです。イタリア製が幅を利かせていますから、イタリア以外であれば格段に安価になります。フレンチ、ジャーマンがよく挙げられるのはそのためで、オランダも良いそうです。適切な例かどうか分かりませんが、「バイオリン職人のオランダ奮闘記」というブログで、ヤコブス(1689)が500万円と書いてありました。非常に名の通ったもので、モダンどころかオールドですから、500万円は魅力です。また、私の楽器はアルゼンチン製であるため、イタリア人が製作したものとしては割安でした。アルゼンチンモダンは穴党の狙い目の一つのようです。

 モダンの安くて良いものはなかなか無いと言われますが、こう言う穴狙いの余地もあるようです。ただし、大穴は無さそうですね。

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ホーム転落事故に思う

2011年01月27日 09時49分41秒 | その他
 目の不自由な方が駅のホームで亡くなられたニュース、いろいろな意見が出ています。

 事故防止策としてホームドアの設置が望ましいことは明らかです。山手線での実現を図る計画があるそうですけれども、この策を全国の私鉄も含めた鉄道のすべての駅に施すことは現実的には不可能で、計画推進中という事で話がお終いになるでしょうね。

 一方で、目の不自由な方々が、自身の危険回避ができないことを誰しも知っていながら、周囲の援助無く歩行させるのは、ウィンドウを見えないように覆った自動車を走らせるのに等しく、交通安全上、極めて問題が大きいと思います。自動車なら直ちに走行を禁止することになるでしょう。けれども人の歩行を単に禁止することは、自由を奪うことであり、就労や日常の生活にも支障をきたします。

 結局のところ、誰かが1対1で同行し誘導するしか方法が無さそうな気がします。駅員を配置することは鉄道経営上難しく、乗車賃の値上げを招きます。せめて、街角や交通安全上のポイントごとにボランティアを配置し、短い区間でも誰かが同行するような支援体制と、目の不自由な方が援助を求めている意思を表示するような仕組みを考えて行くべきかと思います。

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新作

2011年01月25日 10時06分22秒 | ヴァイオリン
 分数からフルサイズに移行したり、グレードアップを図る場合に、少々高めになりますが、検討する可能性のあるのが新作、即ち、個人の製作者によるハンドメイドです。

 ヴァイオリンの製作者は多数にのぼり、新人も次から次へと登場しますから、誰のものが良いのか迷ってしまいます。日本弦楽器製作者協会、Violin Makers、Italian Violin Malers、Violin Makers Listing、などのリストもあるし、ホームページを持っている人も居ますが、ネット上で幾ら調べても、楽器の良し悪しや特徴までは分かりません。実際に弾いて見ればよいのですけれど。

 著名な製作者の楽器は魅力的ですが、値段も高くなります。例えば、Gio Batta Morassiの1972年製の楽器が650万円で売りに出ているそうですが、まるでモダン扱いです。以前のものは良かったと言われているからでしょう。一般的な新作ですと100万円前後から上の買物になりますから、いろいろと情報を欲しいところです。

 私が新作を買ったときは、修業地がクレモナ、入賞歴がある、100万円未満、という条件で絞りました。クレモナは何となく良さそうだし、入賞歴もあてにはならないとは言え気になります。値段は何と言っても重要です。幸いにして、これらを満足する日本人の製作者を探すことが出来ました。今考えて見ると、どれも決め手になるものではなさそうですね。

 楽器店のホームページを比較していると、同じ製作者の楽器が異なる幾つかのお店で扱われていることがあります。人気のある製作者の楽器はひっぱりだこと言うことなのでしょうか。狙い目と思う反面、そんなに多数の製作が出来るのかなあとも思います。

 私の新作購入時には比較した楽器の数はごく少なかったのですが、後日、他のお店で多数の新作を試すことがありました。店主の好みでセレクトしてあり、音質はどの楽器も似た傾向があるということもありましたが、大きくは違わないというのが印象でした。

 多数の楽器を試さないと、良いものを見逃しているような気がしますけれど、購入者側の特別なこだわりが無い限り、どの新作を購入しても大きな間違いは無さそうだと言う気がしています。

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こちらも中国の話題

2011年01月23日 17時01分47秒 | その他
 経済発展著しい(と誉めておこう)中国のGNPが日本を抜いて第2位になったとのことで、いろいろな論評がありました。

 誰しもが思うことですが、人口は中国が日本の10倍だそうで、と言うことは、一人あたりの生産は日本の10分の1ということになります。しかし、今後も発展は続きそうだし、既にお金持ちも多数いると聞きます。ハコモノも盛んに建設されていますね。

 全体としての稼ぎはある訳ですから、当然ながら、集める税金も増え、国防費や他国への援助に回す費用も増えて行きます。

 中国の社会保障はどうなっているのか分かりませんが、日本のような先行きおよび目前の不安を抱えた国なら、お金が市民の貯金として退蔵されますが、中国だとそう言うことは無く、消費や投資に回って行くでしょう。あとはバブルの崩壊を期待するしかありません。そのときの日本への影響も恐ろしいですけれどね。

 今後の中国ですが、あらゆる生活面での向上が需給バランスを崩し、例えば食品によっては自給率を下げるなどの可能性があり、また、石油の需要も増えるでしょうから、食料や石油を供給する国との間で摩擦も起きそうです。イスラム教と中国の共産主義の対立なんて面白そう。日本との間では漁業問題が増大する可能性があります。なにしろ魚はタダだから魅力でしょう。インド洋やマラッカ海峡などを通る海上輸送についても、嫌われている国だけに問題含みです。

 アフリカや中近東から中国に至る海上輸送ルートの確保には、空母を含む海軍部隊を何セットも用意しなければならないし、もっと安全な陸路の開拓も必要でしょう。殲20などの高性能のステルス戦闘機も、あちこちに配備するなら、数が少なくて済みますから当然必要で、日米と事を構える余裕は無い筈です。が、油断は禁物ですね。

 さて、日本では消費税率アップ、国民年金支給開始年齢の引き上げが検討されているようです。大人の国と言うより老人の国になってしまったのでしょうね。成長は見込めません。

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ヴァイオリン愛好家の自問自答

2011年01月21日 05時45分28秒 | ヴァイオリン
 先日の「フルート愛好家の自問自答」のヴァイオリン版です。ほとんどは、質問中の「フルート」を「ヴァイオリン」に置き換えただけで、参考記入例はフルートのときと同様、私の場合です。

1.ヴァイオリンを始めたきっかけ
 最も自由自在な演奏の可能な楽器はヴァイオリンと思ってです。余裕ができたら、いつか手がけたいと常に思っていました。50歳を越えた頃、初心者用セットを購入しました。
2.ヴァイオリン歴、教習歴
 楽器を持っている年数から言えば10年とちょっとです。教室に通ったのは最近になってからで、1年ほど通いました。現在は休止中です。
3.現在のレベル、教本
 鈴木教本の第5巻の初めのところです。教本は鈴木教本の他に、小野アンナさんの「ヴァイオリン音階教本」も使っています。
4.保有楽器
 メインはモダン(Camillo Mandelli、1915)と新作(橋本剛俊、2008)です。新作の方が音量があります。モダンはアルゼンチン製、澄んだ甘い音色です。弓のメインはギヨーム(金・黒檀、トルテモデル)、サブがARCUSカデンツァゴールド(カーボン弓)です。
 肩当ては座布団タイプ(山野楽器のショルダービーン)を使っています。KUN、MACH ONEも持っています。弦はドミナントとE線ピラストロゴールドの組合せ、松脂はギヨームです。
5.オーケストラなどへの参加歴・・・ありません。
6.好みのヴァイオリン曲
 キリがありませんが、モーツァルト、ベートーヴェン、メンデルスゾーンなどの協奏曲、ベートーヴェンの2曲のロマンス、ヴィヴァルディの調和の霊感、ブラームスやフランクのソナタなどです。
7.練習時間、一曲を仕上げる時間
 現在、休止中ですが、教室に通っているときは、直前の1週間くらいは毎日1~2時間練習していました。
8.得意、または不得意な点
 進度からご想像できると思いますが、ピチカート、重音、速いパッセージ、いずれも苦手です。ヴィブラートも不完全で、これからです。
9.調整について
 調整は1年に1回のペースです。新作の弦高を低くして頂いたことがあります。
10.破損などのヴァイオリンの事故体験
 新作の駒を倒した際に傷を付けたことやスクロールをぶつけたことがありますが、再塗装して頂きました。
11.他にできる楽器
 フルートを吹きます。ヴァイオリンよりはキャリアが長く、多少はマシです。
12.好きな音楽のジャンル
 クラシック一辺倒です。ヴァイオリンやフルートも好きですが、管弦楽曲、ピアノ協奏曲、オペラを愛好しています。
13.好きな作曲家
 ヴィヴァルディ、バッハ、モーツァルト、ベートーヴェン、ヴェルディあたりでしょうか。
14.好きなヴァイオリニスト
 暖かみのある演奏という点でダヴィド・オイストラフです。
15.ヴァイオリンの挫折体験
 特にはありませんが、弾いていると、進歩が遅いので、気分がネガティブになりそうですね。
16.目標、弾きたい曲
 ベートーヴェンの2つのロマンスです。部分的には弾けますけれど。他には、ブラームスの雨の歌、モーツァルトのヴァイオリン協奏曲のどれかでしょうか。
17.私にとってのヴァイオリン
 フルートと並んで主要な趣味の一つです。
18.その他
 ピアノをやっておけばよかったなと思っています。音感やリズム感が養われるからですが、特にヴァイオリンの場合、音感はフルート以上に大事だと痛感しています。

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