ヴァイオリンとフルートのRio

ヴァイオリンとフルートに取り組んでいます。

シャコンヌなぜフランス語

2021年04月16日 21時14分30秒 | ヴァイオリン
シャコンヌ自体は3拍子の舞曲の一つを指す言葉ですが、ヴァイオリンを弾く人やヴァイオリンの曲に親しむ人なら、バッハのシャコンヌ(パルティータ第2番の終曲)をまず思い浮かべると思います。

以前も書きましたように、バッハの自筆の楽譜にはCiaccona(チャッコーナ)と書かれています。(手許にあるインターナショナル・ミュージック社の楽譜には自筆楽譜のコピーが添えられています。)

一方シャコンヌはChaconneと綴るフランス語で、意味はCiacconaと同じですが、バッハが命名した原曲名を無視してなぜフランス語で呼ぶのでしょうか。

Ciacconaには軽いイメージが有り、Chaconneの方が格調が高そうに聞こえるからでしょうか?

私がCampagnoliのヴァイオリン協奏曲の楽譜を探し当てた際ですが、楽譜の曲名はConcerto pour le Violon de grand Orchestreとフランス語で表記されていました。ドイツのブライトコップ社出版なのにです。

Campagnoliの頃のドイツはプロイセン王国で、オーケストラ用の楽譜を購入するのは主として王侯貴族であったと思われます。これらの館ではフランス語が用いられていたと聞きますから、お得意さんを考慮してフランス語表記になったのでしょう。

多分この頃の慣習が尾を引いているのではないかと思います。


《コメントを下さる方々へのお願い》

 コメントを下さる方は、恐れ入りますがご自身のブログのURLをご記入下さい。
 お考えとあまりに違うご返事を差し上げるのは失礼になると思いますので、ブログを拝見してどのようなお考えの方かを私なりに理解した上でご返事を書きます。悪しからず。

にほんブログ村 クラシックブログ ヴァイオリンへにほんブログ村
にほんブログ村 クラシックブログ フルートへにほんブログ村
にほんブログ村 クラシックブログへにほんブログ村
ブログランキング・にほんブログ村へにほんブログ村


コメント    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« 感染拡大が止まらない? | トップ | シャコンヌついでに »
最新の画像もっと見る

コメントを投稿

ブログ作成者から承認されるまでコメントは反映されません。

ヴァイオリン」カテゴリの最新記事