ヴァイオリンとフルートのRio

ヴァイオリンとフルートに取り組んでいます。

ペイオフでオールドが買えない人も

2010年09月14日 06時02分17秒 | その他
 日本振興銀行の経営破たんで、ペイオフが発動されることになりました。特殊な銀行の話とは言え、現実にこう言う事態が起きると不安になります。ここには普通の人も定期預金を預けていたのですから。国民をペイオフに慣れさせる手始めにしようということでしょうか。

 預金とは、手荷物の一時預かりのようにお金を預かって貰っているのではなく、金融商品としての預金を購入しているのだそうです。知っていました?

 預金を保証するのはその金融機関なので、保証する主体がつぶれればそれまでですが、それじゃ暴動が起きかねません。そこで、1000万円までの元本とその利息を保証しようとするのがペイオフの制度で、保証が無いよりはマシですが、1000万円を超える分は保証されません。

 報道では、1500万円の預金を持っている人を例に挙げて、500万円が損失になると説明していましたが、例としては誠に不適切です。何故なら、庶民だって住宅資金として数千万円を預金している人が居ても不思議はありません。プロの演奏家で名の知れたよいヴァイオリンを買おうとすると数千万円は用意が必要です。預金してあったら最後、何の落ち度が無くても、ほとんどの金を突然失うことになります。倒れそうな金融機関を見抜けなかったのは預金者の落ち度でしょうか?

 金融庁の検査を妨害したとして、この銀行の木村剛会長が逮捕されました。検査妨害は悪いことかも知れませんが、そんなことより、取締役の経営責任こそ追及されるべきです。ワンマン経営を放置した取締役の責任は免れないところです。

 そう言えば、三菱UFJは既に普通預金の金利を下げているし、みずほと三井住友も近く金利を下げると発表しています。これは経営改善のための策なのでしょうけれど、勘ぐれば、危ない兆候と言えないこともありません。少なくとも、経営状態が良くはないと言うことですよね。

 預金をする側の対策としては、1000万円を超える預金をしないことで、1000万円を超えるお金は他の金融機関に預ければよいのですが、管理するのが面倒になります。もう一つ、無利子特約の普通預金を申し込めば、利子は付きませんが、万一の時は全額が保証されるそうです。普通預金の利率も0.02%などと強度近視の視力のような数字になるそうですから、利子を期待せず、安全を優先するのも一つの考えかも知れません。お互い気を付けましょう。

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コメント
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