ヴァイオリンとフルートのRio

ヴァイオリンとフルートに取り組んでいます。

ヴァイオリンとフルートのクラスと価格

2010年09月23日 05時58分04秒 | 音楽
 下手ながら両方の楽器をたしなみます。そこで、このような無茶な比較をしてみようと思います。あまり確固たるものではないし、意味もありませんけれど。

 ヴァイオリンとフルートは素材も構造も全く異なるので、価格の単純比較は難しいですが、ヴァイオリンに慣れた人がフルートを買おうとする際、そのフルートがヴァイオリンならどれくらいのグレードに相当するのか知りたいと思う筈です。フルートに慣れた人がヴァイオリンを買おうとする際も同様だと思います。

 ヴァイオリンのおおよその価格は次のようです。
 初心者用5万円~10万円、量産品20万円~50万円、ハンドメイド60万円~150万円、年代物200万円~数億円

 また、フルートの価格は、おおよそ次のようです。
 洋銀6万円~8万円、頭部管銀13万円~25万円、管体銀25万円~40万円、総銀60万円~100万円、金120万円~1000万円。

 価格だけを見れば、ヴァイオリンの初心者用はフルートの洋銀、ヴァイオリンの量産品はフルートの頭部管銀か管体銀、ヴァイオリンのハンドメイドはフルートの総銀、ヴァイオリンの年代物がフルートの金に、それぞれ相当しそうです。

 どちらの楽器も、一人の職人さんが作るハンドメイドは価格が100万円前後でほぼ等しく、品質的にも完成されたものとなります。と言うことは、ヴァイオリンとフルートが同じくらいの価格であれば、同じようなグレードであると言っても、大きな間違いは無いでしょう。

 ヴァイオリンの年代物の価格は天井知らずで、最高額が幾らなのかはよく知りませんが、億が付くことは間違いありません。フルートにも年代物はあるようですが、普通はあまり話題にならず、新品の最も高いものでも1000万円止まりです。フルートで特殊なのは金のフルートで、金を部分的に使うか全部に使うか、金の純度をどうするかなどによって価格が異なるため、価格の幅があります。ヴァイオリンの場合は素材が基本的には同じですから、プレミアムが付くものは別として、新作どうしの価格の開きはそんなにありません。

 ヴァイオリンを議論する際に大事なのは弓の存在で、弓の価格もかなりのものになります。例えば、有力な国産メーカーのアルシェのホームページを見ると、Standard Bowが2万円~15万円、High Grade Bowが25万円または38万円、Professional Bow が60万円または90万円(いずれも消費税は別)と言うような区分がされています。

 弓の価格は楽器の3分の1から2分の1くらいと言う俗説を参考にするなら、Standard Bowが楽器の初心者用に、High Grade Bowが量産品~新作に、Professional Bow が新作およびそれ以上に対応するのでしょうか。なお、それ以上高い弓は特注するか、外国製、更には古い弓になります。

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コメント (2)
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