よもやま解体新書

山下和也の制作、見聞記. 北へ西へ南へ。

板絵制作中2

2017-02-06 18:33:22 | Weblog
下絵がほぼ終了。ここから板に転写して、墨で「骨描き」です。「骨描き」とは線描の事なのですが、東洋絵画の画論では線を重視するので線描の事を「骨法用筆」と言います。今回は墨に少し代赭色を混ぜて描きました。これは美人画の技法書にある方法で、肉身の部分の線が柔らかく、また淡い色を重ねる際にも邪魔にならないようにするための工夫のようです。ちょっとした工夫も先人の経験からくる知恵ですね。

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