よもやま解体新書

山下和也の制作、見聞記. 北へ西へ南へ。

滋賀はまだまだ寒いです。

2008-02-20 22:54:26 | Weblog
今年は去年に増して雪がよく積もり、長靴が大活躍です。雪だるまもよく見かけます。
先日、神戸に浮世絵の展覧会を見に行きました。前回に同館であった「江戸の誘惑」展が肉筆オンパレードであまりに豪華だったので版画中心の今回は少し小振りな印象を受けましたが、団扇絵版画や版下絵の特集、同館所蔵の軸装仕立の浮世絵・版画等別アングルからみた江戸の浮世絵版画の魅力が味わえるものでした。
そこで前回特別展の「西洋の青」という図録を買い求めたのですが、なかなか面白い。日本におけるプルシャンブルーの受容というテーマでそれまでの日本の青と輸入資料、文献、実例作品、科学的分析を挙げて比較している。
あと、昭和の「日本画講義」シリーズの合本をまた買っちゃいました。
前回同様に執筆陣は豪華ですが、出版社が違い内容が違うのに加えて木版刷りの手本付きで、ちょっと楽しい。初歩初歩の段階から話しが始まりかなり細かな手ほどきがあるものから概論的なものまでいろいろです。
今回は合本でしたので全ての刊が揃っていませんが、価格と内容からみてお得な買物でした。
内容は

結城素明 画法一般
鏑木清方 美人画講話
川端龍子 写生講話
石井柏亭 漢画論新釈
松岡映丘 色彩に関する講話
川合玉堂 墨画の研究
安田靭彦 古画の研究に就いて
小泉勝や 装画要録
杉浦非水 図案講義

他には小杉未醒の雑画要録、荒木十ぽの花鳥画や吉川霊華の線描についてのものがあるようですが、この他にもいろいろシリーズがあって本ではなくて手本付きのもっと大きなサイズのものあるようです。

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