よもやま解体新書

山下和也の制作、見聞記. 北へ西へ南へ。

ちょうちょう

2010-03-27 17:45:12 | Weblog
なんだろう。
調度、腸のあたりの調子が、超調子悪い・・・。

と思っていたら盲腸で緊急入院して即手術でした!
2時間ぐらいの手術で内部洗浄もしたから手術後は朝まで内臓がグロングロンしてかなり気持ち悪かったです。
虫垂という何もしないただぶら下がっているだけ?というタラコぐらいの臓器と通常4mmが9mmに炎症で腫れていた箇所を摘出してみせられる。

「いや~、数日経って被害がこれぐらいで済んでて良かったね。」
と言われ、「いや、死にそうでした。」と内心思いつつタフな我が身に感謝する。
身体切るって痛いなーと実感しつつ、起き上がるのも歩くのもイタタな日々を送っております。
盲腸は健康不健康というより黴菌が化膿しておこるみたいで、突発的なものだそうです。
寧ろ生命力がありすぎて5日も放置してしまったというべきか・・・。

で、先日に一応退院は果たしました。ただ、かなり膿んでたみたいなので完全復活には多少時間かかるかな~。
入院生活の病室は9階で、日々快復しつつある体調と共にパソコン片手にデスクワーク。雨の続く日、早起きだけど何もない(できない)生活。窓の外には比良山の呼吸が霧となってうつろっていきました。
山を眺める生活。かつて花街に暮らした村上華岳も病窓から六甲山を眺めて命のいとなみを刻々と感じ取っていたのだろうと思う。悲しくも贅沢な時間である。

入院する事でご関係の皆様には大変ご迷惑をおかけいたしました。
順調に快復しておりますので一日でも早く完全復活出来るよう療養いたします。


合掌

九州廻り 3

2010-03-23 14:03:22 | Weblog
九州国立博物館の巨大掛軸のシンポジウムに参加。

応急修理で16メートルの掛軸が博物館のエントランスホールに2日間かかりました。
様々な新素材を活用し、折れもせずに見事に掛かっていました。

シンポジウムは巨大掛け軸の歴史等を日韓両国の研究者が発表。また、常設にも関連展示、九州国立博物館の近年の修理品が並んでいました。
今回は涅槃図でしたが、この大きさに匹敵する巨大掛軸は奈良・長谷寺の十一面観音です。今年は奈良の平城遷都イベントで掛かっているので、一見の価値アリです。
シンポジウム後、宿から徒歩の古道具屋へ足を運ぶ。イギリスのツール系が主で使えないけどデザインのよい鉄モノが多い。セレクトが面白かったので店主と暫くいろいろ話す。ついでに晩ごはんの店を紹介して貰い、マンションの3Fにある隠れ家的な店でまったりする。
これまた、デスクワークの前のつかの間のひとときですが・・・。

翌朝、大分へ向かい3日間仕事してやっと滋賀に帰宅しました。

九州廻り 2

2010-03-23 13:28:43 | Weblog
ONとOFFの切り替えは大事!とは心の叫び!

朝、昨日のケーキとふくれ菓子を朝食にして、てくてく歩いて水族館へ。
海遊館に比べて安いし、久々だな~という思いで行ってみました。
仁平鮫もいるし、珊瑚は綺麗だし、クラゲは廻ってるし、普通に愉しんでイルカショーまで見てしまった。

宿の荷物をとってバスで菖蒲谷にあるギャラリー壷中居へ。たまたまケーキ屋でみつけたDMがあり、立ち寄った。
李朝のうつしの作品が中心だが、よくみると作者の相棒であるパグや豚や鶏がいる。書画の軸や立体もあり、なかなか楽しく、オーナーと少し長話になってしまった。
その先にあるしょうぶ学園はNUIプロジェクトでも有名な福祉施設。ギャラリー、カフェ、パン屋さんがある。
僕はこうした施設を訪れるのははじめてだったが、ここはとても空気がとおっていて心地よかった。
施設自体の見学は平日予約のみだが、ギャラリーとカフェに立ち寄った。
親切なカフェのおねえさんと親切な施設のおねえさんと話をしながら、ゆっくりとそしてあっという間に時は流れて福岡へ急いで移動!
荷物の多い移動だったけどなんか不思議なゆったりと濃い一日でした。

九州廻り 1

2010-03-23 12:55:07 | Weblog
仕事で九州をのの字型に廻ってました。鹿児島、福岡、大分と8日間。

初日、鹿児島空港に降り立つとまさかの猛吹雪!数メートル先の視界が全くない所をタクシー移動。南に来たとは思えない山間部の見事な雪景色を新米ドライバーのお兄さんの運転で1時間。僕が今まで見た中では最高の雪景色でした。
桜もシャーベットになるその雪も翌日には溶け、狐に摘まれたような経験でした。

数日して鹿児島市でOFFの一泊。
はじめてみる桜島を堪能しつつ、街を少し遊歩する。
まる八のふくれ菓子(蒸しパンのようなもの)、神社横のアーティスティックなケーキ屋さん、雑貨屋さんなどを廻り、そのケーキ屋さんに紹介してもらったお店で夕食をとる。奄美出身のご夫婦の自然食とレトロな品々のチョイスが、つかの間の旅気分を味あわせてくれる。ホテルに戻ってPCに向かう迄の一息だ。