よもやま解体新書

山下和也の制作、見聞記. 北へ西へ南へ。

はる、ウララー!

2008-03-23 20:24:40 | Weblog
国立国際美術館にアボリジニのエミリー・ヴングワレーさんの展覧会を見に行きました。
身体があのエネルギーをぶぁっと感じています。この感覚って大事だよなって思いながら、予想を上回る体感に、入館時間が遅かったのをちょっと反省する。何を描いているかは全く観るものには関係ないのに、エミリーさんには大事なストーリー。観るものにははただ、そこにあるものにひたすらうたれてしまって、意味を介さないそれはもう、ただならぬただのVisionなのだろう。Vision化する以上に何の意味があるのだろう。天才の仕事なのだと思った。これはも一回リベンジしなければ!

さて、そう言っているうちにも4月になってしまいます。4月になれば、本画にかかろうと思っていたので次週末には下張りを始めます。

表具の話?

2008-03-21 22:44:11 | Weblog
母校、京都嵯峨芸術大学の大学案内用の取材を受けました。会社に来ていただき、高校時代から現在に至る話と作家活動と仕事の関係性について2時間程です。前日に東京にいたので、ちょっと準備足らずだったかな?大学案内紙には1ページ。あとHPにも載るらしいので髪の毛サッパリしとけば良かったと思います。仕事の内容は長くなるのであまり詳しく話さなかったです。
とりあえずどんなページになるか楽しみにしてます。

今日は岡山県立美術館の表装の美を見に行きます。同所は水墨の展覧会も多く、一度行ってみたかったところです。
お昼を食べると近くに古本市がやっていて、ついつい本を買っちゃいます。版木や絵馬まで売っていましたが、絵馬って大きさも形も厚みもいろいろあるんだなと感心します。
表装の美展はとても良かったです。京表具、山内さんの素晴らしい仕事が堪能出来ます。道具の使い込み方をみても半端じゃない。もう、アンティークの古材ですよ。表具ってカッコイイと感動しますよ。図版じゃわからないので、是非本物を見てください。え!あの作品が!ってのもありますよ。
あとオリエント美術館の裏にNATIONAL DEPARTというパン屋があってなかなか面白い店なんで、最寄りの方は是非寄ってみてください。

京都 湖東 トコトコ

2008-03-10 00:23:49 | Weblog
京都ハリストリス正教会というのが柳馬場二条上ルにあります。明治の木造教会で松室重光設計で外観は水色でロシア教会を意識した建築で、道内には当時のイコノスタスがあり、絨毯は龍村織物の復元です。内部はミサにしか入れないのですが、偶然知り合った方に声をかけられて幸運にも入らせていただきました。感謝。
お寺には数え切れない程行っていますが、教会は殆ど行った事がないのでその空間はとても新鮮でした。お寺は大概薄暗いのですが、教会は内部が白く、シャンデリアがあり、色ガラスから光が差し込んでくる。何だか正反対かと思う。特に光を空間内部に積極的に活用する点は寺にはない。
空間のエネルギーの本質が違うのかと思います。
その後、二条のグランピエを覗きました。なんだか好みのセレクトだと思えば、年末に行った鹿ヶ谷山荘の系列店でした。思わず長居してしまい、なんかサラダとかパスタとか盛りたくなるような中東の食器鉢を買いました。食器流れで文博の乾山展に行きました。これまた素敵な器達。また、料理とコラボしたMIHOの写真集がいいよ!MIHOの図録はいつも写真がいいんだな~
で、今日は大津歴博のばい亭・金谷から始まります。ばい亭の脱力系人物画は前からリスペクトしてたんですが、今日も笑わせてくれましたよ。
そのあと近江八幡のNO-MAに行きました。アロイーズにヴェルフリ、マッジ・ギルは前から本物見たかったんですよ。しかも、ショップでアロイーズとヴェルフリの洋書が!こりゃ買わなきゃ次がないと思って、えぃっ!と買っちゃいました。
おかげで吉田邸に行けなかったけどまた行かなきゃ!
その日の〆は映画です。「いのちの食べ方」です。うーん、なんか余韻が残るんだけどうまく言葉にできないなぁ…
きっとふと出来るように思います。う~~ん。