よもやま解体新書

山下和也の制作、見聞記. 北へ西へ南へ。

夏のワークショップ

2014-07-26 21:17:22 | Weblog
毎年夏になるとワークショップで小学生に日本画を教えています。2日間という日程ですが、明治時代の日本画の教科書を使って100年前の授業を対体験します。少しずつ手本を変えてあれこれやってみますが、なかなか教えているこちらも面白いものです。
今年は鮎の絵を手本に描こうと思っています。日本画の王道的なモチーフの中には、日本人の風情が感じられることがママあります。描かれ尽くされて題材としては新鮮味にかけるともいえますが、裏返せばそんなモチーフでもオヤッと描いてみせるのが画家というものなのでしょうか。古典モチーフの鮎をどう料理するか...と、言っても食べることはあってもこれまで描くこともなく、マジマジ見ることも遠い記憶といった有り様なので...まずは楽しく目に涼しい絵からはじめてみます。猛暑が続く今日この頃には丁度佳いかも。