よもやま解体新書

山下和也の制作、見聞記. 北へ西へ南へ。

山神社

2010-09-29 19:32:05 | Weblog
霧島神宮の本殿から少し離れたところに山神社があります。
杉林の中、ひっそりと佇む小さなお社。数本の榊が生え、とても静かな空間です。
何かあるのかはわかりません。
ただ、ここに居るだけで静かに祝福されたような、そんな気分になります。

休み=山 ∧∧∧

2010-09-28 18:39:56 | Weblog
今回は朝イチでバスに乗りえびの高原にて下車。不動池→硫黄岳→韓国岳→大浪池と経由してバスに乗り神宮駅から電車で帰宅しました。
硫黄岳は一面ガレ場で小地獄、大地獄、さいの河原という場所があります。韓国岳は今まででもっとも足場の悪い道でした。登頂までに見下ろす景色も美しく、頂上では雲の上から下界を眺めながら持参の弁当で一服しました。
当初は縦走を試みましたが、新燃岳が噴火して半年前から禁止のようです。遠くで噴煙をあげる様子もチラッと見えました。
大浪池は前回と反対側からぐるっと池を周り登山口に降りました。この日は天気も良く、韓国岳を背景に見えました。
帰りのバスがあるため、下山はタイムトライアルよろしく山を駆け降りました。鹿児島限定で龍馬伝の霧島ロケの特集が放映されたようですが、見逃して残念です。
何故、こんなに毎回山を登るのか不思議です。「そこに山があるから」の心境なのでしょうか。

霧島な日日

2010-09-28 18:24:14 | Weblog
19日は霧島神宮の例大祭があり、多くの人が参詣に来られていました。一年で一番大きな祭だそうで、雅楽や舞が奉納されていました。

午後、霧島アートの森に行きました。三沢厚彦の展覧会ですが、偶然にも観るのはこれで4回目。伊丹、大阪、愛知、鹿児島。なんのご縁でしょうか?
ここは市民にとっては公園のようなところなのでしょうか?はらっぱで寝転び、お弁当を食べ、遊具や森を駆け抜ける子供がいっぱいです。野外展示で個人的に最も良かったのがアントニー・ゴームリーの作品です。天に向かって伸びる木々の中にヒョロヒョロした鉄の人体が何気なく交ざって立っています。なんでもないようで不思議な空間です。
夕方、トレッキングマップを片手にもうひと山登ろうかと思いつき、大浪池の登山口へ。
急な山道を40分程歩けば、三湖池よりも大きなカルデラ湖が小雨のあとの霧に霞んで柔らかい光を湖面に反射していました。周辺はゴツゴツした岩山で、とても不思議な景観でした。

霧島:三湖巡り

2010-09-27 17:36:15 | Weblog
高千穂河原に行った同日、レンタカーでそのままえびの高原の三湖巡りに行きました。野性のニホンシカと遭遇する山道と赤松の林を登り降りし、カルデラの池を遠望します。その日は帰りに龍馬とおりょうが訪れた霧島ホテルの温泉に入り帰りました。霧島ホテルの温泉は硫黄、明礬、鉄、塩と数種の湯がありました。
鹿児島と宮崎の県境で見る自然の姿は九州でもまた違うようです。

霧島 1

2010-09-20 08:04:45 | Weblog
先日のNHK龍馬伝は「霧島の誓い」でした。

実は今、霧島に滞在して3週間になります。と言っても仕事で詰め詰めで連休など勿論無いのですが、なのですが、唯一の休養日にはレンタカーを借りて登山しています。高千穂河原は霧島神宮の元宮のある場所で天の逆鉾のある高千穂峰の登山口でもあります。足元は赤い溶岩石がゴロゴロ。高千穂河原についた途端、雨が降り始め、霧が発生しました。元宮は階段、鳥居、寄り代のみでしたが、何かを感じる空間でした。

水の話

2010-09-01 21:49:57 | Weblog
日本画は紙でも絹でも水の使い方が技術として重要です。紙や絹の種類、滲み止めや打ち加工により、水の浸透性に変化があり、現れる表情が違います。このちょっとした絵具の重なりや回数、堆積量で大気や水、山の量感、発色や冴えに変化が現れてきます。
画材それぞれにその素材が引き出す妙味というのがあり、向き合えば描く度にその特性を知り、仲良くなる気がします。

水といえば九州は軟硬水です。東京の水も関西に比べて少し硬いようです。実際に飲んだり肌に触れた感触がやはり違う感覚を受けます。膠の具合や墨の発色も少し違うと聞きますが、水の伸びも少し違うのかもしれませんね。
ということは、関西にいる時は琵琶湖の水で描いているのだなぁ・・・