よもやま解体新書

山下和也の制作、見聞記. 北へ西へ南へ。

夏の塩屋

2016-08-19 18:19:31 | Weblog
4月末に神戸の塩屋に引っ越しました。ベランダから海と漁港と鳴門大橋がちょっと見えます。あとJRと山陽電車も。ベランダからはいつも釣りをしている人が見えます。夏には軍艦鳥とそれを追ってきた野鳥の会の人たちが三脚とカメラを持って大集合してます。塩屋は町内会がイベント好きで何かと祭があります。
最近よく浜から3mも満たないところで浮き輪をした大人がちゃぷちゃぷしてるのです。何してるのかなと思って尋ねてみると、以外といろんな魚が泳いでいるとのことで、みんな子供と一緒に遊んでいるのです。ちょっと1回ちゃぷちゃぷせなあかんなと思ってます。
塩屋は須磨と垂水の間の駅。ここにいると能楽の松風や源氏物語の須磨の景色を
毎日の海の色の変化を感じながら、思い馳せます。

夏のワークショップ

2016-08-19 18:01:25 | Weblog
京都市学校歴史博物館で毎年開催しているワークショップ。小学生対象に明治時代の日本画家が描いた運筆の教則本を基に東洋絵画・日本画の基礎である運筆の演習と博物館所蔵の近代日本画を手本に絵を描くことと団扇絵の制作を行っています。京都は職人の街で、様々な工芸の産地でしたので、明治の小学生の美術の時間に日本画がなくなり、鉛筆画や西洋科する指導要綱に反して独自に作った教科書が小学日本画のシリーズです。シリーズというのは、手本を描いた作家が沢山いて、中には小学生相手に容赦なしレベルのモノもあります。博物館ではこのワークショップの少し前にそれらの教科書の企画展示があり、興味深く拝見しました。毎年2日間のワークショップですが、30人近くの小学生が慣れない筆で一所懸命に描いてます。大胆で独創的な団扇絵の作品がたくさん生まれ、いつも楽しみにしています。今年は明治の日本画の桔梗の色紙絵を手本に描きました。難しいのに小学生はなかなか適応力高いです。
手本を描くので毎年夏には新しい団扇が増えます。家族で使うのですが、これもいつもの楽しみです。