ハナから

引っ越し3日前というのに未だ荷造り出来ずかなり危険な状態。家電も揃わずコイツはハナから苦労しそうだ…
ハナといえば今回の出品作は花です。そも、模写の出品依頼を受けたのがきっかけで、あんまりない機会だから模写とコラボレーションしようと思ったのが案です。仏画に対していろいろ組み合わせはあったのですが、結果しっかり描いてかけあわせる事にしました。日本画科の学生らしく(?)花のスケッチはよくしていたのですが、模写にあけくれて作品にされずに眠っていたので供養せなあかんなという事もありき。

思えば大学1年の課題で描きたくもない植木の額紫陽花を描いたある日、花を描いて何十年の某先生に「君は花があまり得意ではないね」と言われ、青二才の私は喧嘩をうられたとばかりに次の自由課題で花を描いてやった。2～3週朝夕とスケッチしまくって綺麗な花もやがて枯れるというあたり前の事に気付いた。咲く花の下は朽ちゆく花弁のやまだった。ことに酔芙蓉はうつろいをいっそう私にかんじさせ、その実感を得て花がはじめて自分のモチーフに認められた。そんな訳で某先生は花の恩師です(笑)。
花の作品で私の好きなのはメイプルソープとアラーキーとオキーフと琳派の金屏風。他にもあげればいろいろあるけど日本文化と花って深いなと唐突ながらふと思うわけです。
四季があり、詩歌があり、世阿弥があり、折々の装飾があるのです。

で、はからずも三瀬さんが地獄の富士を描いてて私が花と仏画(延命尊)で浄土な組み合わせになっている事に今、気が付きました。

平日の余白

昨日はたまたま早く帰宅させてもらった。(と言っても帰宅出来たのは夜9時前だが…)最近は眼疲れで頭痛する事が度々なのでありがたい。
おかげさまで2～3時間程また下絵を進める。遅々としているが少しずつでもカタチが出来てくるのが楽しい。
気が付けば、また引っ越しの準備をし損ねた。この分だと4/1は徹夜で梱包と荷造りやな(苦笑)。

徒然なる映像

朝、たまたまTVをつけたらウルトラマンが現れた。デザインがカッコイイのもさることながら着ぐるみではなくフルCGで動いていた。しかも国家組織でウルトラマンの極秘研究がされていたり、ウルトラマンとは何なのか？とか、ビースト(怪獣)は何故、何の目的で現れるのかとか、なんかとても重い…。ガンダムとかエウ"ァンゲリオンとかに通じる感じやなぁとか思いつつ、CMでは相変わらず変身グッズとかやっている。最近は子供番組でも実験的な事が多くてあなどれない。グッドデザイン賞を取った「にほんごであそぼ」「ドレミノてれび」も個人的に凄く好きで、正直たまに観てました(笑)だから賞もらってちょっとウレシイ。
愛・地球博もはじまって私は結構期待してるのですが、ホンマ巨額の資金を各国が投じた映像インスタレーション、パフォーマンスの数々はTVでも圧倒やね。やってるテーマはシンプルやけど規模が違うわ。規模は違うけどこれも団体やな(もう、ええわ。)

今日は昼過ぎまで引っ越しの荷造り。やっと本の整理が出来たぐらい。エレベーターなしの四階に引っ越すから持てる限度調整しなあかん。4/2に引っ越しやし買い出しとかもあるから結構ヤバイかも…。
今週は引っ越し日記になるんちゃうかと思いつつ、そんな中、大下図も少し進めて22時からは引っ越し書類作ったりして気がつけばもう真夜中。朝から書類提出やしもう寝よう(-_-)zzz

はじめまして

今日から制作日記をつける事になりました。早いもので卒業と入学の季節。一週間もすれば桜であたりは賑わいだすのでしょうか。
現在、制作は大下絵の途中段階。スタンダートな日本画制作過程を要約すると、構想→写生(取材)→小下絵(イメージスケッチ)→大下絵(原寸下絵)→念紙(下絵を本紙にトレーシング)→骨描き(本紙への下線描)→彩色→仕上げとなりますが、実際は様々。今回の制作はスタンダートな制作過程を踏んでいます。小下絵はイメージスケッチなので私はなんにでもササッと覚え書きのように描いたりしますが、大下絵はは原寸大の安い和紙に今回は木炭であたりをつけた後、パステル、色鉛筆、鉛筆で描いてます。はっきり言って手間ですが、今回の制作は下絵がある程度しっかりしている方が後々ラクなのでそのようにやってます。
とりあえず現状まで。