よもやま解体新書

山下和也の制作、見聞記. 北へ西へ南へ。

VS永徳

2007-11-10 20:13:54 | Weblog
永徳行きました。9時前に着いたので40分待ち。かなりマシです。読書待ちしてたらあっちゅう間です。でも入ったら最初の部屋から聚光院ですよ。そりゃ足停まるよ。琴棋書画と挟んで見ると花鳥の柔らかな筆致と墨使いがより感じられます。松栄の優しい絵に比べると濃墨が効いてます。あと金泥の使い方が上手いですね。桧図とか唐獅子なんか馬鹿デカイのも尚更やけど永徳って基本骨太やね。永徳久々に見たなーって満足でした。常設には山楽の唐獅子とか等伯の猿がいたけどあらためて等伯の方が私好みですね。等伯の水墨はスピードの緩急が冴えてるし彩色も繊細です。友松もそうかな。それって永徳意識の裏返しかもしれないけど。近くの智積院でも乗っかって永徳のライバル!ってポスターはり出してます。宝物公開してて、楓図と桜図も良いけど白い孔雀明王もええですよ。
で、会場出たら三年後に等伯やりますって予告オチが着いてました。嬉しいけどなんか各地ではぶり良すぎてません?


巡行

2007-11-07 22:00:00 | Weblog
日本画滅亡論のコメントを小金沢さんからいただき、あらためて言葉にしようとするとなかなか時間がかかってしまった。おかげで整理出来たので感謝します。
無事、搬出され週末は初・倉敷の初・大原美術館。なかなか面白い町並みで美観地区なのですが、とてもよく維持された景観に、これってセットかなと、躍らされてるのかなと思ってしまいます。三瀬さんのARKOを観に行ったのですが、常設も思ったより充実していて予想外でした。凄いね大原さん。
文化の日は大阪の国立国際のシンポジウムを聴きに行き、展覧会も観ました。なかなか濃い展示作品とシンポジウムでした。パネリストも濃い喋りキャラばかりだったので結構笑えました。しかもその日は毎年恒例のチャミ会(大学の同窓会)でした。で、次の日は朝から正倉院に行ってきました。なんか出かけてばかりで家が片付きません。年末も近いし整理しないとなー。