よもやま解体新書

山下和也の制作、見聞記. 北へ西へ南へ。

みやこ

2006-04-30 21:35:24 | Weblog
今日は朝、随心院の特別公開へ。 その後、都おどりを見に行きました。前から二列目で近すぎて全体は少し見にくいけど、それも悪い席ではないかな。なんか独特の雰囲気でほろ酔いますね~。
その後、京博の常設展へ。私も模写した普賢延命を始め、結構いいの出てます。探幽縮図と応挙の写生図(縮図巻?)とかも久々に見るとまた興味を惹きました。

京都巡行

2006-04-30 20:38:20 | Weblog
二日間まずはよい天気に恵まれなにより。

昨日はまずフンデルトヴァッサ-を観に行きました。彼の絵を初めて知ったのは高校生の時。カラフルな色彩感に新鮮な驚きを持ちました。版画でなく、肉筆を観るのは初めてなので楽しみにしてました。その色彩やだまし絵のような不思議な画面は今みても新鮮。あぁ、こう描いてたのかーなるほどー、と感心しつつ常設に行くとフジタの絵二点とルドンの絵が三点あった。日本画は小松均の花菖蒲屏風、石崎光遙の牡丹対幅、粥川伸二の残映や玉村方久斗のカラフルな小品もありました。
その後、尖展を観に行きました。作家トーク前のためか結構人が多くて藤岡さんとは軽い挨拶程度しか出来ませんでした。 そのまま石本正展と中島千波展をまわる。中島さんの絵は関西ではあまり観る機会がないので観てみようってな感じで。
桜、牡丹、椿、花菖蒲の屏風が出ていましたが、良くも悪くも人気作家故にソツなく合理的に描いています。桜が四点出ていましたが、一見装飾的に描きながらも見事に描き分けていて、さすが桜の画家やねと思う節アリ。
ちなみに私は富田渓仙の夜桜の様な色気のある桜が好きです。京の桜を一度しっかり描いてみたいなー。


世界卓球 サ-

2006-04-29 07:36:06 | Weblog
 いよいよG.W.始まりますね。
 今年はG.W.中にパソコン買ったりつないだりするので旅行は控えつつ京滋あたりの展覧会をまわる予定。 あとはいただいた下地の解体と下張りをするかなー。と地味な予定。
ジャックの出品作家、藤岡さんのグループ展が明日まで、福元さんの個展が2日からあります。楽しみにしてます。

最近、ついつい世界卓球を観てしまう。今までTVで観る事も観かける事もなかったけど、結構面白い。展開も早いし凄い近い位置とスピードで緩急やスピンをかけまくっていて心理戦、精神戦が飛び交っているのがあらためて感じられます。
また各選手に格闘技みたいにキャッチネームがついていて「中国五千年の大和魂」(帰化人選手。紹介VTRでは、なぜかラモスと比較(笑))とか、「音速チャイナスマッシュ」(帰化人選手)「肝っ玉エース」(ベテラン選手。確かに肝っ玉母さんみたいやけど…)「ブロンド鉄仮面」(たしかに二代目スケバン刑事の鉄仮面に似てる!でもそれって見た目やし…)
日本チームは好調で準決勝まで進んでいます。結構フルセットもあるけど結局ストレートに勝ってるからスゴイ!
日本チームは福原愛の世界屈指のバックハンドと王子サーブ、その王子サーブを16種類も使い分ける選手もいて強い!(王子サーブは王子様サーブではなくて、王子卓球クラブの方が発明した様々なスピンのサーブで世界的に有名と解説してました。)
皆得点が入ったら「ヨゥ!」とか気合いのかけ声をあげるんやけど、福原愛のいつもの高い声は実は「サー」と言っている事が判明!そうだったのかー!

昨日はハンガリー戦で、第一試合を接戦でセイしたのだけど、ラケットのゴムの接着剤が規定より少し多いという事で反則負けになってしまいましたが、残る試合をストレートで勝って文句ナシの勝利。どの選手もラケットは使い込まれていて予備のラケットはあってもいつものラケットと違えばやはりベストなプレーが出来なく、不利というからそのラケットが使えないというのはとても困難みたいです。確かに同じ道具でも使っているうちに手になじむというのは何でもあることですし、世界レベルでの事ですからさらにえらい事態だったわけです。
ちなみにこの試合に勝利した日本チームに、スタジオ解説の照英さんは号泣。やたらチカラ入りまくってます(笑)



中世からポルケまで

2006-04-23 23:50:44 | Weblog
 ひょんな事から大絵巻展のレセプションに参加する。人が多く、館内ではなく新館の外で寒空の中開会される。かなり濃い内容で一時間ではじっくり観きれなかったのでまた行きますが、個人的には伴大や日吉権現がないのは残念でした。でも中世の錚々たる絵巻が並んでいました。質は本当に高いですよ。
昨日は大学の図書館に調べものに行っていたらたまたま恩師に会いまして、たまたま大学の「京の美意識」という講演会イベントの日でキリカネ師の江里佐代子さんが来られるという事でなかば恩師に拉致されながら急遽聴講する事に…。でも技術的な質問もでき、大変勉強になりました。
今日は神戸の「江戸の誘惑」展へ。肉筆浮世絵の優品が並ぶこの展覧会は見応えアリ。これだけ同時に肉筆浮世絵を堪能できるのはちょっと無いね。(ちょっとだけど春畫もアリ)
北斎の鳳皇の枕屏風も良かった。
 その後、国立国際のシグマー・ポルケを観る。前から気になっていたが、今回観た事であまり興味がなくなってしまった。 透明の(スケスケの)絵画がなかったのは何故?とか思いつつ、常設展示の20世紀の絵画群をふかんしながらポルケの仕事の意義を感じつつも新しいものほど古びやすいという誰かの言葉が頭をよぎるのでした。

サクラ

2006-04-02 23:38:29 | Weblog
京都の桜は咲きはじめ、滋賀の桜はまだかいな

母の誕生日に一乗寺中谷のさくらさくらを買って帰る。これで両親ともに還暦を過ぎる事に。なんか感慨深いなぁ…

伊勢丹で伊藤深水を観ました。大正期の「指」と「湯気」は一度観てみたかったので良かったです。
また京都市美術館の日本南画院展の招待券を頂いたので、観に行きました。日本南画院は鐵斎や桂月等が創設した歴史があるのですが、現在の日本南画院の作家は先年の「京の今日」展に割と出品していたのと、前会長の巨匠、故・直原玉青は私の出身の名誉市民で市に南画美術館があるので知っていました。
主に生紙に水墨の作品ですが、作品はほぼ風景画であと人物とか松とか花とか。どの公募団体でもありがちな技法、画題の重複。南画であるのに伝統画題や詩画一致、書畫同源は皆無で、何より筆勢が単調で弱くなり、変わって西洋的写実に苦心している。同郷だから褒める訳ではないが、故・玉青の中品の松の絵は撥墨に冴え、一見何気なく描いているが、筆触の深度や速度が心地よく響いていた。

高島屋で創画の小品展にも立ち寄る。何故か何年ぶりかにみたなつかしの現代日本画って気分(?)
その後アルティでヤン・プッシュのダンス公演「マッチ」をみる。映像との絡みや男女のちわげんかとか、わかりやすくてくだらないから笑えるエンターテイメント。
これでしばらく舞台鑑賞おさめにしようと思いつつ、みやこおどりが気になるこの頃…