滋賀に久々に帰った休日。家の周りの木々はすっかり紅葉している。ベランダからみえる紅葉は予想外に美しく彩られ、案外気にいっている。銀杏並木の下でおばあさんがギンナン拾いをしているのも馴染みの景色となった。
京都に上村松園の展覧会を観に行く。会場の入口に「序の舞」が立っていた。
思っていたより大きな作品で、離れて観る必要がある。細部や色彩の美しさは近付いて確認できるが、この緊張感のある佇まいと絵からこちらの世界も巻き込まれる気配を感じるには、眺める距離を持たねばならなかった。
展覧会は松園初期から晩年まで。代表作が見られあらためて松園という作家を確認出来る内容。
大作、小品も安定したクオリティだが、その中でも名作とされる作品は何が違うのかと思いながら会場を歩く。また、欲しいと思う絵も捜してみた。
あらためて観て、「序の舞」は松園作品の中でやはり傑作でした。でも、僕が欲しい作品は程よい掛軸の「待月」または「鼓の音」でした。作品のスケールが観る為の空間にも余白を要する作品だからという理由が大きな理由です。
「待月」または「鼓の音」は客人をもてなす場にあると粋な感じがします。縁側に坐る美人の爽やかな色香はちょっと酒が呑めそうじゃないですか。また、鼓を持った芸妓の姿も脇にあるとなんだかそれだけで宴会を風流に盛り上げてくれそうです。(オジサン発言やな・・・)
常設には美人画と女流画家の作品を関連展示。
僕の好きな初期の甲斐庄楠音が展示され、他にも岡本神草や契月など佳品が並んでいました。
帰りに久々に好日居というカフェで一息。ここは陰影礼讚が味わえる市中の隠れ家のような場所です。店主含めてあまり変わらぬ様子で良かったです。
暫くして鉄齋堂の書画まつりに行き、掛軸などを観る。絹や紙にどのようにして描いているか、間近で観られるので時折勉強させていただいています。
鴨川沿いに上がると紅葉並木が目に鮮やかでした。
京都に上村松園の展覧会を観に行く。会場の入口に「序の舞」が立っていた。
思っていたより大きな作品で、離れて観る必要がある。細部や色彩の美しさは近付いて確認できるが、この緊張感のある佇まいと絵からこちらの世界も巻き込まれる気配を感じるには、眺める距離を持たねばならなかった。
展覧会は松園初期から晩年まで。代表作が見られあらためて松園という作家を確認出来る内容。
大作、小品も安定したクオリティだが、その中でも名作とされる作品は何が違うのかと思いながら会場を歩く。また、欲しいと思う絵も捜してみた。
あらためて観て、「序の舞」は松園作品の中でやはり傑作でした。でも、僕が欲しい作品は程よい掛軸の「待月」または「鼓の音」でした。作品のスケールが観る為の空間にも余白を要する作品だからという理由が大きな理由です。
「待月」または「鼓の音」は客人をもてなす場にあると粋な感じがします。縁側に坐る美人の爽やかな色香はちょっと酒が呑めそうじゃないですか。また、鼓を持った芸妓の姿も脇にあるとなんだかそれだけで宴会を風流に盛り上げてくれそうです。(オジサン発言やな・・・)
常設には美人画と女流画家の作品を関連展示。
僕の好きな初期の甲斐庄楠音が展示され、他にも岡本神草や契月など佳品が並んでいました。
帰りに久々に好日居というカフェで一息。ここは陰影礼讚が味わえる市中の隠れ家のような場所です。店主含めてあまり変わらぬ様子で良かったです。
暫くして鉄齋堂の書画まつりに行き、掛軸などを観る。絹や紙にどのようにして描いているか、間近で観られるので時折勉強させていただいています。
鴨川沿いに上がると紅葉並木が目に鮮やかでした。