よもやま解体新書

山下和也の制作、見聞記. 北へ西へ南へ。

物見遊山つれづれ

2014-03-21 19:08:50 | Weblog
アンドレアスグルスキー観ました。
世界レベルのクオリティを体感しました。スケールのある作品で見ごたえありました。

笠岡市の美術館で村上華岳の展覧会があり、こちらも足を伸ばして見に行きました。笠岡は港町なので安くて美味しい魚を昼御飯に堪能しました。前回は入江波光の展覧会で訪れましたが、今回も上薗館長の御尽力でかなり内容の濃い作品が並び、しかも初出の作品もあったように思います。村上華岳の作品がこれだけ並ぶのは稀なので、感無量です。久々に観ましたが、やはりこの人の作品は凄いです。

ターナーの展覧会も観てきました。初期から晩年まで、水彩やドローイングも多く展示していました。あらためて竹内栖鳳の風景画や入江波光の微光派時代の風景画との関係性を感じる次第です。

東京のラファエル前派の展示も名品揃いで見応えありです。人間関係模様も解説されて面白かったですが、ロセッティの自画像ってなんかキムタクみたい(笑)。男前の自信家でイケイケな感じが自画像に出ています。個人的にはミレーのオフィーリアが作品として抜群です。何度も見ちゃうよね。日本画で何度も見ちゃう女性像って僕の原体験としては甲斐庄楠音の横櫛のリタッチされなかった作品。他にも大正時代の女性像は生々しいエロスがムンムンしています。なんか時代の闇みたいなものが出ちゃってるよね。

あっという間に春が来ます。今年の桜はどこに桜の取材行こうかなあ。