よもやま解体新書

山下和也の制作、見聞記. 北へ西へ南へ。

ダンス三昧/小休止

2006-02-07 02:05:41 | Weblog
日曜は山田せつ子と砂田みさこのDuoをみる。二人とも大人で美人で稟とした感じの空気を放っていた。山田さんと砂田さんは親子程年の差あるやろけど。半即興のこのダンスはレインコートの衣装がとても良かった。服の色合いなんかも品がある。 会場では山田さんの近著「速度の華」が売れまくり?山田さんはホンマその道で生きてきたというダンス、砂田さんは実は少し天然?的な不思議な浮遊感覚に陥る感じ。なんか掴み難い空間感覚でした。(よい意味で。)
アフタートークの質問で即興だから出来る良さって何かという答えに山田さんがスパッと言った事が印象的でした。「踊りで言えば非常に細かい振りができること。振り付けの際の知覚介入の限界を越えた振りが出来ること。」私的に訳すとそんな事を言っていた。
今回の大阪BABAでは偶然にもフィジカルがテーマで、即興性の強いものがたまたま多い。まだ公園はあるが、私がみたのは皆、コラボレーションで即興度が高かったように思う。たいへん勉強になりました。


雪の降る町

2006-02-06 07:10:08 | Weblog
滋賀に引っ越して朝、目が覚めると「今日もまた雪国ですか…」と思わず口にしてしまう日が何度あったか…
一昨日も夕刻まで雪降り止まず。そんな訳でオトナシクFM京都を聞き流しながらパソコン作業をカタカタやる。
そこから難波の精華小劇場へ大野慶人プラス〆の舞台を観に行く。難波の布屋と言えば「とらや」が有名なんですが、その近くにあります。舞台はdbやアートコンプレックスよりも広い。で、演者はワークショップ参加者、大野慶人、由良部正美、きたまり、香月人美等でしたが、正直言ってイマイチでした。なんか見慣れてきたのもあるんやろうけど、好みとズレたかな…音楽もなぁ? 唯一関心したのは大野慶人さんの存在感で、静止状態で人に感じられぬ程に微かに揺れる身体が、意識自体が身体から抜けでて、まるで空間そのものを奮わせているかのように感じた事です。
ダンス的にどうか?というとなんだけど、やっぱオーラあるね。