朝から大雪です。
大晦日の滋賀は真っ白に世界を塗り替えられていました。
しんと冷たい空気とともに静かに世界を包み込みます。美しくもあり、恐ろしくもあります。
雪といえば、今年の三月の霧島の雪は忘れる事が出来ません。妙な事ですが、山中はまさに白銀というに相応しい風景でした。
少し外に出て雪の中を散歩して、あとはゆっくり絵と向き合いました。
今日中に帰省出来るように、電車にも乗らなければなりません。
限られた時間の中、絵と向き合います。大きな作品ほど対話する時間が長いです。対話する内にいろいろなものが見えてきます。
大学時代のある先生の言葉がふと脳裏によぎります。「石をよく観て。そこを小人になって旅をするんだ。」ちょっとおおげさだけど、僕にはそれだけでもう山水や宇宙を描くための眼を与えられたような言葉でした。
山水の歴史を僕なりに描き巡りながら沈思する。眼の前にある、静かに生まれくるこの世界と、手と眼で思考して、この絵のゆく先がようやく掴めた。
2010年、よい年越しが迎えられそうです。
大晦日の滋賀は真っ白に世界を塗り替えられていました。
しんと冷たい空気とともに静かに世界を包み込みます。美しくもあり、恐ろしくもあります。
雪といえば、今年の三月の霧島の雪は忘れる事が出来ません。妙な事ですが、山中はまさに白銀というに相応しい風景でした。
少し外に出て雪の中を散歩して、あとはゆっくり絵と向き合いました。
今日中に帰省出来るように、電車にも乗らなければなりません。
限られた時間の中、絵と向き合います。大きな作品ほど対話する時間が長いです。対話する内にいろいろなものが見えてきます。
大学時代のある先生の言葉がふと脳裏によぎります。「石をよく観て。そこを小人になって旅をするんだ。」ちょっとおおげさだけど、僕にはそれだけでもう山水や宇宙を描くための眼を与えられたような言葉でした。
山水の歴史を僕なりに描き巡りながら沈思する。眼の前にある、静かに生まれくるこの世界と、手と眼で思考して、この絵のゆく先がようやく掴めた。
2010年、よい年越しが迎えられそうです。