よもやま解体新書

山下和也の制作、見聞記. 北へ西へ南へ。

島根県の出雲大社へ行きました

2012-12-25 20:57:49 | Weblog
鳥取経由で島根県の出雲大社に行ってきました。玉造温泉で一泊したのですが、ここは湯質の成分がとても肌に良いらしく、湯がそのまま化粧水になるくらいの美人の湯質だそうです。パワースポット巡りの女子があちこちに現れパワーストーンのお店や勾玉アクセサリーのお店があり、女子観光客多いです。きっと少し前までは歴史や神話や考古好きの集まるところだったのだろうけど、神宮道のもなんだか若者向けのお店が増えてきているようです。出雲大社の印象はたんたんとしているけど何だかスケールが大きいという感じ。短い時間だったのであまり把握できなかったけど、もう一度違う季節に参拝してみたいと思います。雪がちらつく寒さで正直いって長居するには厳しかったです。でも島根県は食や温泉がなかなか良いところだと実感したので、また行きたいと思っています。

展覧会終了いたしました。

2012-12-12 20:58:25 | Weblog
ガケイギムレットでの展覧会終了いたしました。お越しくださった皆様ありがとうございました。
平田さんとトークを交えてあらためて今回の作品を見直す事ができました。
故・大野一雄氏の存在にインスピレーションを得て生まれた今回のシリーズですが、平田さんは象徴派的な雰囲気から次第に現代美術家の児玉靖枝さんのような感性の絵画世界へと変化しているとおっしゃられました。

それは、モウリョウ画の思想を経て生まれた見えない世界を描く方法とでもいいましょうか。僕は描かないという方法を選択することからしか描き出せない、あるいは表出できないモノがあると、確かに感じ取ったのです。見えない世界を描き出すということは仏画や理想郷的山水の世界を描き出す事とある意味で並ぶものでしょう。しかし、見えない世界を見えない状態で表出させること、翻訳不能な世界をそこに止めさせることを少なからず発見できたのです。なにか余白とはこういうことなのねという理解です。余白の質、描くことと描かないことの空間から生まれる詩的な全体世界。
スルメのようにじっくり味わっていただくとこの秘密を直感できる絵じゃないかなと思ってます。あくまでも自称ですけど...