よもやま解体新書

山下和也の制作、見聞記. 北へ西へ南へ。

黒の美学展より

2012-07-30 20:04:20 | Weblog
先日、レセプションに参加しました。夏なのに黒なんて暑苦しいと言われかねませんが、黒ビールで爽快に乾杯です!(ビールの飲めない私は黒烏龍茶です。)美術家の井川淳子さん、ベサンスンさんとお話が出来ました。お二人とも気さくでバワフルな作家です。いや、今回の出品作家は皆さん仕事が個性的で、それぞれの作家の制作の起点がお話を聞いてとても興味深く感じました。お会い出来なかった作家の方も作品から察するにきっと真摯で面白いに違いない!
でも、気が付けば、苦労話はあっても黒についての話はまったく無かった気がする・・・。
せっかくなんで、今回の黒の展覧会を見てあらためて感じたことを思い返してみます。
この展覧会は平面作品ばかりです。そして全て黒い作品です。しかし、多様な黒に出会えます。油画、絹と紙の水墨画、ベルベットに描かれたアクリル画、写真。それぞれの作品は独特の黒の物質的な質感を持っています。さらに作品の世界観が、その質感に精神的な拡がり、空間を与えているように感じます。黒というテーマだけでなく、それぞれの作品内容もとても興味深かったので、宜しければ是非御高覧下さい。

京都でグループ展に出品いたします。

2012-07-18 17:54:06 | Weblog
京都でグループ展に出品いたします。
「ガケイギムレット」で検索してください。
「黒の美学‐前衛と写実‐」という展覧会です。今回は写真、映像、油彩など、様々な分野の作家による展覧会です。出品は水墨山水の絹と紙の作品を予定しています(新作含む)。
来週末のレセプションには各作家が来場していますので、是非御来場下さい。
ギャラリーは北野天神の近くにあります。木金土と天神さんの25日のみOPENです。詳しくは「ガケイギムレット」のホームページを御覧ください。

因みに歩いて10分くらいのところにある画餅洞という骨董屋さんは、個人的にホットスポットです!

東京に行きました。

2012-07-11 08:28:07 | Weblog
東京の日本大学で開催されていた修復学会に行きました。今年は昨年に続き、膠、染料のえんじ、東京芸大の近代日本画、洋画に関する発表、そして、やはり震災による被災した文化財に関する発表が多くありました。
個人的に興味深い内容は、修復における酵素の活用事例、膠、えんじの発表、禁教キリシタン絵画の発表でした。
また、二日間の合間にトーマス・デマンド展とギャラリーを2つ展覧しました。トーマス・デマンドは想像異常に面白かったのですが、図録は会期前半にもかかわらず既に完売してました。

三重県に行きました。

2012-07-11 07:50:36 | Weblog
先日まで開催していた三重県立美術館の曽我しょう白展に行きました。
展示替えで見たい作品が前後していたので2回行きました。
見応え充分な作品群でした。今回のハイライトは修復後初公開の永島家の襖絵の全公開でした。山水、人物共に代表作がほぼ網羅され、大満喫の展覧会でした。また、常設には横山操のしょうしょう八景とアジア作家のモノクロームな抽象画が並んでおり、まるでモノクロ大会でした。
帰りに駅前の津名物うなぎの店でご飯を食べましたが、津ってうなぎが名物なの?知りませんでした。