路隘庵日剰

中年や暮れ方近くの後方凡走

直線に凍土は切れて深轍

2011年01月28日 | Weblog

 晴天は続く。

 旦那寺の坊さんが死んだので一応香奠だけ持って葬式に行く。檀家にハガキが来て、一応連絡するから心せよ、みたいな文面であったけれど、要するに金もってこい、ということなのであるな。
 というわけでノコノコ出かけて行ったらすごい人である。町中の人間がやってきたかと思うほどの人の数である。おそらくはこのうちの90パーセント以上の人が死んだ坊さんもその息子の住職も知らんだろう。ワシも全く知らない。要するに、坊主丸儲け、である。

                    

 受験生がなにか参考書をアマゾンで買うとかで、送料のカンケイから何か買うものがないかというから、川田稔『浜口雄幸と永田鉄山』(2009 講談社選書メチエ)を買ってしまう。前から欲しかったけど、買ってしまって手元に届いたらなんだか読まないような気がしてきた。オンライン書店だとしばしばこういうことが起きる。やっぱり本は店頭でパラパラ読んでからしばし熟考の末にレジへ、というのが正しい買い方のような気がするな。

 洗いかけのポリたるを庭に出しておいたら、知らないうちに中の水がガチガチに氷っていたので春までそのままにすることにする。