路隘庵日剰

中年や暮れ方近くの後方凡走

憾みごと繰り言少し寒に入る

2011年01月09日 | Weblog

 すごくいい天気。

 コンコンとキツツキがどこかの窓ガラスをつつくような音がする。気にも留めずにいると、しばらくしてからまたコンコンと音がする。静かな音なので家鳴りだと思ってホッておいたら、だいぶ時間をおいてまたコンコンと音がする。外へ出てみると、若くて巨漢のおまわりさんが立っていて、家屋というか家の確認というか随時の巡回らしかった。いちおうピンポン押してみるとか、声かけるとかすればいいのに、いまどき玄関コンコンされてもなあ、という話。
 気は優しくて力持ちみたいなおまわりさんで、この寒いのに汗ダラダラでしたが。

                    

 松も取れて、いよいよ日常、ということだけれど全然気勢があがらない。
 冬眠鼠さんがお墓参りに行くというので、なんで今頃、ということになって、昔は元旦に行ったらしいじゃないか、という話で、へーそうだっけ、ということなのだけれど、しばらくしたら不意に思い出して、確かにそうでありました、ということになる。
 元旦、眠くて寒くて暗い中をたたき起こされて、湖畔まで初日の出を拝みに行って、なんでこんなもの見なきゃいかんのだ、フツウの日の出じゃねえか、とか思いながら、日が昇ってもすぐに帰れず、近くの産土様にお参りして、ようやく帰路についたと思ったら家を通り越してまだ歩かされてお墓まで行って、もうその頃にはカンペキにグダグダで反抗期と倦怠期と退行期が一度にきたみたいになっていて、で結局親の方でも、正月だからオオメにみてやってれば、的なことになるのでありました。
 考えてみれば、正月だからって楽しいことなんか特になかったな。

 ま、そんなこんなでどうでもいいことでありました。

 すんまへん。