このころ特に食べ物にしっかりした私の好ましいと感じるものとそれほどではないが、軽いものとがあると感じている。この両方がないといけないのだが、どうもしっかりしたものの方を好んでいるような気がする。
食べ物にそういう愛着を感じたことはいままであまりなかった。私はあまり食い道楽ではない。普通一般の人が思う美味もそんなに私の好みでないことが多い。
私は人間的にもあまり面白い方ではない。自分でいうのもおかしいが。それだから妻はいつも友達と出歩いている。
一方私はそういうことは正直言って好きではない。人生にはもっと自分らしいというか自分にしか出来ないことがあると思っている。その辺が互いに気分の食い違うところであろう。
しかし、その面白くない私ではあるが、妻が自分の活動等で行き詰まったときにはいつでも相談を受ける。もちろん自分でも何か考えているらしいが、行き詰まったときには自分で大きな声で独り言を言っている。それに応えて何かを私が言うと反発をして怒り出すこともある。
そのときはでは何故大きな声で独り言を言うのだと意見を述べると静かになる。もっと困ったときは素直にどうしたらいいかと聞いてくる。そのときはできるだけ違った観点を与えることを試みる。
なかなか厳しい意見の持ち主なので、納得しないこともある。でも新しい視点をもてるのではないかとまた相談にあずかることが多い。